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世にも奇妙な君物語・第5話(最終回) [世にも奇妙な君物語]

「デビューしてからの数年間、10代は順風満帆だった。数々の学園もののドラマや、映画の主演。少年の さわやかさを売りにしたCM――。だけど、20代に差し掛かるころになると、CMは清涼飲料水からアルコール飲料へ、スポーツ用品メーカーからスーツ量販店へと変化し、演じる役も社会人役が増えた。それと同時に、主役を務めることが減った。社会人役は年齢の幅が広い。認めたくはないが、オレはライバルの中に埋もれてしまったのだ」



「『逆説しゃべり始め説明』なんかするから(主役オーディションに落ちたん)だよ。あの、ドラマとか映画でカットが変わったときとか、CM明けに よくオレたち脇役が任せられる技だよ。(中略) 逆説でしゃべり始めて、かつ状況を詳しく説明してくれている――。『だけど、何々だよね』『まさか、何々が何々だなんて』――。この台詞、脇役のオレたちとしたら、多く言わされている台詞だ」



「12時っていうのは、『空気ぶち破りハングリー』を誘発する時刻設定なんだよ。(中略) シリアスなシーンで、急にお腹を鳴らして『とりあえず、飯』っていう空気を作るキャラだよ。例えば、ほら、デブキャラだったり、コメディリリーフだったりして」



「さっきの台詞はさ、頑固っていうか、凝り固まっていた自分を、主人公の影響によって変えさせられたって感じじゃない? 連ドラで言うと、6話目とか7話目とか。そして、その心境を言葉を尽くして語るシーンそのものだった」


WOWOW/2021年4月2日深夜放送
【脚本】
渡辺千穂/【原作】朝井リョウ
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