珈琲いかがでしょう・第８話（最終回）

「淡々とオシャレな暴力？　ねえよ、そんなの。骨が折れるときの、低くて鈍い音。変にあったかくてヌルつく、ひとの血の匂い。肉が破ける感触。そういうの、全部しんどくて、たまんなくて、ここんとこ（心）殺さなきゃ、やってらんなかったよ、あんなこと」

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「ぼくは ひとから愛される才能がないんだ。ぼくのために、毒入りコーヒーを飲んでくれるやつなんか、ひとりもいない。なら、権力と暴力で塗り固めるしか、ぼくには・・・」

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「オレもさ、ひとに言えるような明るい生い立ちじゃねえけどさ。まあ、不幸に飲まれんのって、しゃくだろ。だから、隙を見て、なんでも腹 抱えて笑ってやんの。こんな世界、ポップにしてやったぞってな」

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テレビ東京／2021年5月24日放送
【脚本】荻上直子／【原作】コナリミサト