鉄オタ道子、２万キロ・第４話

「ぼくも むかしは（列車の音を録りに行って）ひとの声とか邪魔だなって思って、ひとのいない時間帯 狙ったり、パソコンでノイズ除去したりしてましたけど・・・。でもあれ、ノイズ除去すると、ひとの声が残って、列車の音のほうが消えちゃうんですよね。それで、気づいたんです。なにがノイズかって、ひとが勝手に決めてるんだなって。だったら、ありのまま録ったほうがいいって思うようになりました。あの方たちのおしゃべりも、列車の一部なんで」

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「なにに価値があるかは、ひとが勝手に決めていること。心動かされるものは、ひとそれぞれ。誰かにとって邪魔なものでも、ほかの誰かの心を動かしているのかもしれない」

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テレビ東京／2022年1月28日深夜放送
【脚本】たかせしゅうほう