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セイバー + ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記 [映画]

「小説家は、物語にとって神だ。物語で登場人物が苦しんだりするのは、書いてるオレ、つまり神が苦しませてるわけで・・・。オレはひとを助けたくて仮面ライダーやってるのに、登場人物をツラい目に遭わせるのは、矛盾してないかって・・・」



「ぼくは卑怯じゃないの。正々堂々、嘘つくだけ」



「ぼくにはヒーローってやつが、わからない。戦争やケンカが悪いことなら、ヒーローが戦うのだって、悪いことじゃないか」



「(正義のヒーローを描こうとしても、悪の匂いがしてしまう・・・)それが、きみにしか描けないヒーローなんだ。正義でもあり、悪でもある――。それって、人間ってことだろ。きみはヒーローを通じて、人間をえがこうとしているんだ。それが、きみの戦いなんだ」



「(オレたちは戦いから)抜け出したんじゃない。追い出されたんだ。オレたちが物語だったとして、それには描き手がいたはずだ。つまり、物語世界の神だ。その神の創作意欲をなくして、物語からヒーローを消す。それが敵の本当の狙いだったんだ。その神とは、章太郎、きみだ。仮面ライダーとスーパー戦隊の大元、その最初の物語を、きみが描くんだ」



「(仮面ライダーもスーパー戦隊も)所詮、おまえらは二次創作にすぎん。似たようなモチーフを繰り返し使って、ネタ切れしているではないか。すでに、おまえらはオワコンなのだ」



「ぼくの・・・ぼくがえがきたかったのは、ただカッコいいヒーローじゃない。正義でもない、悪でもない、精一杯 生きてく人間なんだ。人間に一次も二次もあるもんか」


WOWOW/2022年5月1日放送(2021年7月公開)
【脚本】
毛利亘宏/【原作】石ノ森章太郎
当ブログはテレビドラマに限って台詞を採録していますが、ドラマの延長線上に作られた映画についてのみ、テレビ放映(CSを除く)された段階で採録の対象にしています。

※ 上記台詞には『描く』と書いて、『かく』と読む箇所と、『えがく』と読む箇所が混在しています。『えがく』とルビが振ってあるところ以外は『かく』と読んでください。

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