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シネコンへ行こう!・第2話 [シネコンへ行こう!]

「メジャーな作品の場合(中略) 配給するほうは、たくさんのスクリーンにかけたいので、系列でない ほかのシネコンにも、スクリーンにかけてもらうよう交渉します。で、劇場のほうも、人気のある映画をかければ、お客さんが来てもらえる。ま、各映画会社も お互い様ですから、それぞれ ほかの会社の作品も(系列を)越えてやったりしてます。でも、人気があるからって、スクリーンの数が多ければいいってわけではないんですよ。自分の系列のシネコンの近くで同じ映画をやってたら、客を取り合いますから。それに、映画会社も、これぐらいの規模で上映するという前提があって、映画を作ったり、買いつけたりしてますから。(すべては公開前に)配給会社と本社の編成部が話して決めます。(劇場の)支配人が どうこうできることじゃないんですよ。(中略) ぼくが個人で映画館を経営してるのなら、自分の思うように好きな映画をかけられるんですけど、まあ、それでも経営としては厳しいでしょうね」



「かつて『映画は観客に夢を見てもらうためのものであり、撮影所は夢の工場だ』と言ったひとがいます。ならば、映画館はその夢を売るところ。映画館でお客さんに喜んでもらって、ようやく映画を作っている われわれの会社は お金を得ることができる。だから、わたしは うちの映画をかけてくれる全国の映画館を見て回ってるんです」


BS松竹東急/2022年7月11日放送
【脚本】
石川勝己
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