「どんなに奇抜な物語だろうと、いや、奇抜だからこそ、その根底にはリアリティが必要なんだ。それでなければ、読者はすぐに読むのをやめてしまう。だから、ぼくは常に本物を目指して、本気で取材をしている」



「死や、死に至る苦痛――そのリアルだけは確かめることができない。体験することは構わないが、死んでしまったら、それをマンガにけないからな」



「その土地へ出かけて行き、土を触って、風の動きを感じ、たくさんのひとの中に入り、ときには腐ったものも なめてみる――。それがぼくのマンガだ」


NHK/2022年12月26日放送
【脚本】小林靖子/【原作】荒木飛呂彦