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波よ聞いてくれ・第6話 [波よ聞いてくれ]

「(わたしは恐れている――)ネットには明るい未来もあれば、きっと暗い未来もあるはずだから。(中略) 誰もが自由に自分の意見を発信できる世の中になるということはね、他人を簡単に批判したり、否定したりできるようになるってことだから」



「たった一度の過ちで、相手のすべてを否定できると考えるのは間違いですよ」



「炎上という現象は、問題のある言動をとった側と、それを批判する側を、分けて考える必要があるでしょうね。(中略) もちろん、発端となる問題を起こした側が、可能な限り責任を負って、反省と謝罪をすべきですし、反省を促すための的を射た批判はされて当然だと思いますが、相手を叩き潰すことだけを目的とした誹謗中傷はキャンセル カルチャーでしかありませんから」



「(火中の栗を拾いに行かせるようなもの)だから面白いんじゃねえか。ミナレの場合、火中の栗が熱いってキレまくってさ、せっかく拾った栗を食わずに、壁にたたきつける感じになるだろうからよ」



「あんたらは、どうしたいわけよ? 反省はしないけど、世の中には許してもらって、炎上が治まって欲しいわけ? 口だけの謝罪でどうにかしたいと思うなら、せめて反省してるってダマせるぐらいの演技力みがけよ、この大根役者」



「番組の存続に影響が出る炎上とは、パーソナリティが根本的なモラルに欠けていたり、他人を見下した言動があった場合に発生するものです。そして、炎上が起きた以上、パーソナリティを起用した局には、局としての責任の取り方というものがあります。一方で、彼らがアンチという言葉で表現していたように、顔も名前もわからない相手からの誹謗中傷には、反省を促す効果というものは ないのでしょう。むしろ、本人たちは被害者意識を募らせていく」


テレビ朝日/2023年5月26日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】沙村広明
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