勝利の法廷式・第９話

「（真実を明らかにするため）だからって、誰でも彼でも巻き込むのは間違ってる。それは正義の皮をかぶった暴力です」

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「おまえは まだ出会ってないんだよ。（そのひとのことを）知っても、知っても、まだ知り足りないひとに。年とって、髪も歯も抜けて、顔も しわくちゃになって、もう誰だか わかんなくなっても、それでも ずっと一緒にいたいひと・・・」

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「（大切なひとを失った悲しみは）無理に乗り越えようとしなくていい。乗り越えられることは、たぶん一生ない。少しずつマシになっていくだけだ・・・きのうより、今日より。それを積み重ねていくだけだ」

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「言葉は言ってしまえば文字の羅列だ。そこから生まれた脚本もまた、文字と記号を並べているに過ぎない。脚本は役者が手にして初めて武器になる。そして、おまえは戦うために、その武器が必要だった。誰かを守るために、丸腰で戦うやつなんかいない。オレが書いた脚本を、おまえが法廷で演じるんだ」

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日本テレビ／2023年6月8日放送
【脚本】富安美尋、本田隆朗