勝利の法廷式・第9話 [勝利の法廷式]
「(真実を明らかにするため)だからって、誰でも彼でも巻き込むのは間違ってる。それは正義の皮をかぶった暴力です」
「おまえは まだ出会ってないんだよ。(そのひとのことを)知っても、知っても、まだ知り足りないひとに。年とって、髪も歯も抜けて、顔も しわくちゃになって、もう誰だか わかんなくなっても、それでも ずっと一緒にいたいひと・・・」
「(大切なひとを失った悲しみは)無理に乗り越えようとしなくていい。乗り越えられることは、たぶん一生ない。少しずつマシになっていくだけだ・・・きのうより、今日より。それを積み重ねていくだけだ」
「言葉は言ってしまえば文字の羅列だ。そこから生まれた脚本もまた、文字と記号を並べているに過ぎない。脚本は役者が手にして初めて武器になる。そして、おまえは戦うために、その武器が必要だった。誰かを守るために、丸腰で戦うやつなんかいない。オレが書いた脚本を、おまえが法廷で演じるんだ」
日本テレビ/2023年6月8日放送
【脚本】富安美尋、本田隆朗
勝利の法廷式・第8話 [勝利の法廷式]
「真実を追求する検察官と違って、弁護士は法的擁護が使命です。証拠上、嘘だとわかっていても、被告人が無罪を主張するなら、その意図に基づいて弁護しなければ弁護士倫理に違反してしまう。ただ わたしは、弁護士の存在意義は決して冤罪を生まないよう、検察官とは別の方向で事件に光を当てることだと思っています。あなた(検察官)の役割が悪を罰することなら、わたし(弁護士)の役割は無実のひとを守ることです。そして、今回の被疑者は無罪だと確信しています」
日本テレビ/2023年6月1日深夜放送
【脚本】本田隆朗
勝利の法廷式・第6話 [勝利の法廷式]
「全員が幸せになる未来などない。誰かの幸せは、誰かの犠牲の上で成り立っている」
「子供の意思を無視して、自分の夢を押しつけ、自由を奪い、ムリなスケジュールを強要する。これは もはや教育熱心の域を超えて、教育虐待です」
「夢は自分で見つけないと、夢じゃないんです」
日本テレビ/2023年5月18日放送
【脚本】本田隆朗