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日曜の夜ぐらいは…・第10話(最終回) [日曜の夜ぐらいは…]

「どんな立場にいるひとにも、ツラさはあるわけで・・・。どっちがツラいとか、そういうの意味ないです。ツラさに順列なんてないです」



「なんか変ですよね、わたし・・・思考回路っていうか、言語化の仕方が。あの、日記をね、書いてたんですね、子供のころ、ずっと膨大な量。ばあちゃん以外、誰とも話さずの生活だったので、思ったこととか、感じたこととか、日記に書くんですね、しゃべらずに。だから、未だに最初にこう、しゃべる言葉じゃなくて、日記に書く言葉が頭に浮かぶようになってしまって・・・日記にこう書こうみたいな」」



「ドラマとかでも、悪の限りを尽くした悪党が、ちょっと猫の頭を なでただけで『なんだ、いいやつだ』みたいなの、ちょっと腹立ちます。納得できないですよね。普段 黒い感情を飲み込んで、耐えて生きてるひとからしたら」



「神様なのか、この世界の偉いひとなのか、この国の偉いひとなのか わからないけど、言いたいことが、わたしにはある。いま2023年、令和5年に、この世界に生きているひとは、みんな、傷だらけで戦ってる戦士みたいなものだと、わたしは思う。すべての戦士たちの心に休息を――せめて日曜の夜ぐらいは。みんなが一度、深呼吸できますように。じゃないと、戦えないよ。どうか、よろしくお願いします。戦士代表、岸田サチ」


テレビ朝日/2023年7月2日放送
【脚本】
岡田惠和
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