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何曜日に生まれたの・第2話 [何曜日に生まれたの]

「物語では、使ってはいけないNGワードがふたつあります。ひとつが『夢』。もうひとつが『運命』。とたんにチープになる」



「見栄を張っ(て『彼氏がいる』と言っ)たわけじゃない。(お嬢さんは)10年間、父親と宅配しか会話したことがない筋金入りのコミュ障です。もう限界。カラータイマーがピコピコ鳴っている。今日はもういい。いっぱい いっぱいだ。帰りたい。よし、会話を しりとりで終わらせちゃおう(と思ったわけです)」



「わたしは こもりびとを社会復帰させるソーシャルワーカーではない。ただの物書きです。物書きは他人の心に土足で入り込んで、興味があるものは根こそぎ取材する。キャラを深掘りしたい。ときにイライラさせたり、傷つけたりすることがあったとしても、好奇心のほうが遥かに勝る」



「若いひとが読まないものを書いて、なにが楽しい? オレは価値観が固定した人間が苦手なんだ。価値観が固定すれば、メンタルは安定する。だけど、それってほかを受け入れづらくするってことにならないか。そうなると、よくて観賞にしかならないのさ。なにを読んでも、見てもね。鑑賞は記憶に残りづらい。だから、オレはまだ価値観の固定してない世代に向き合いたいんだ。物語を衝撃と共に長く記憶して欲しい。良くも悪くもね。たぶん、オレはそういう承認欲求の物書きなんだと思う」


テレビ朝日/2023年8月13日放送
【脚本】
野島伸司
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