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いちばんすきな花・第3話 [いちばんすきな花]

「好きなひととの人間関係はふたパターンで、好かれる努力をするか、嫌われない配慮をするか、どちらかしかない」



「みんなが(ぼくに)言う『いいひと』って、怒らないひとってことなんですよね。だとしたら、ぼくは いいひと じゃないです。怒ってるし、悲しんでるし、悩んでます。それを隠せるってだけなんです」



「点Pが毎秒1センチで動き続ける・・・」
「あいつね、懲りずに動くよね」
「ゆくえちゃん、あいつ どうやったら止まるの?」
「止め方じゃなくて、解き方 考えようよ」 →参照



「(ぼくたちは)好き同士だったけど、両思いじゃなかったなって・・・。両思いは好き同士のことだけど、好き同士が両思いとは限らなくて。好きっていうパッケージに満足してるだけみたいな。思えてないんだよ・・・それで言えば、片思いですらなかった。それぞれ身勝手に好きだっただけで、むしろ 好きって あとづけで、結婚相手に丁度いいから好きってことにして」



「(椿つばきさんの家に)しっくりくる表現、見つけちゃいました。(中略) 部室です。約束しなくても、誰かしらいる安心感があって、でもひとりなら、それはそれでラッキー。サボってるのに、サボってない感じも出せる。教室は選べないけど、部活は選べる」



「みんながいて、いなくなって、ここに ひとりになったとき、不思議と『自分はもう ひとりにならない』って感覚になるんですよね。ひとりで大丈夫って思える感じ。あれに ちょっと似てます・・・携帯電話。初めて自分のケータイを持ったときの気持ち。ひととつながる手段をもらったのに、ひとりで なんでも できる気になる――。あの感じ。ひとりで大丈夫って思えるのは、ひとりじゃないって わかったときなんだなって」


フジテレビ/2023年10月26日放送
【脚本】
生方美久
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