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さよならマエストロ ~父と私のアパッシオナート~・第1話 [さよならマエストロ]

「いま、みなさんは空調の音から、まわりのひとの息づかい、楽器の響き、ハーモニー、リズム、この場で起こるすべての音を、とても真剣に聞きました。それが音楽のはじまりです」



「みなさん、音が小さいですね。大きな音で弾かないと、ベートーベン先生の情熱に負けてしまいます。なぜ、音が小さくなるのか。自信がないからです。なぜ、自信がないのか。なにを表現するべきか、まだ見つかっていないからです」



「あなたは取り返しのつかないことを、取り返しにきたわけだ」



「指揮者は間違いを見つけて叱る先生じゃありません。オケと一緒に この作品を演じる仲間です」



「音楽の中でなら、天使にも、悪魔にも、鳥のさえずりにも、女王様にだってなれる。きみが この曲を好きな気持ちを たくさん ふくらませて、ベートベン先生が書いてくださった台本をアパッシオナート、情熱を持って演じてみませんか」


TBS/2024年1月14日放送
【脚本】
大島里美
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