SSブログ

仮想儀礼・第10話(最終回) [仮想儀礼]

「簡単に法を否定すんな。法は尊いものなんだよ。人間が血と汗を流して英知を結集させて作り上げた、人類の歴史そのものなんだよ。なにが大宇宙の法だ」



秋瞑しゅうめいは いま、自分を神だと思ってる。雅子は その愚かな信者で、麻子あさこは ふたりに気に入れらようと必死だ。人間なんて所詮この程度の存在なんだよ」



「教団をはじめたころ、いろんな嘘を考えたよ。嘘っぱちの教義、嘘っぱちのご本尊、嘘っぱちの祭り・・・。でも いま、どうして弔いの儀礼を考えなかったんだって、後悔してる。由宇太ゆうたがひとを殺めたとき、オレはその場に訪れもせず、小銭稼ぎに うつつを抜かしていた」


NHK BS/2024年2月11日放送
【脚本】
港岳彦/【原作】篠田節子
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。