曲げられない女・第10話(最終回) [曲げられない女]
「あたしが弁護士になりたい本当の理由、教えてあげる。弱い立場で困ってる人や、つらい境遇で苦しんでる人を助けたいなんて、きれい事よ。ホントは、ズルいやつが許せないの。偉そうなやつを見るとムカつくの。弱い者イジメするやつを、やっつけたいの。でもね、バッジをつけてないと、なんにもできないの。いくら正論を吐いて、理想を掲げても、弁護士っていう肩書きがないと、誰も相手にしてくれないの」
「母親になってわかったの。女には、変わるチャンスがたくさんあるって。女の人生には革命があるの。子供を産んだとき、体の中の余計なものまで出ていって、なんだか生まれ変わったような気がしなかった?(中略) 男が悪いとか、もう若くないとか、子供の世話が大変とか・・・言い訳したり、弱音を吐いてる場合じゃないよ、あたしたち」
「もう、なんで、みんなさあ、自分さえよければいいわけ? いつから人の迷惑 考えないようになったわけ? いつになったら、弱い者イジメ、やめるわけ? なんで、争いごとなんかやめて、仲良くしようと思わないわけ? いつまで、自分はいくら稼いだって自慢したり、勝ち組、負け組とかにこだわるわけ? そのくせ、自分は不安だ、孤独だ、先が見えた、生きてても、いいことなんて なんにもないとか、もう、ぐだぐだ、ぐだぐだ、ぐだぐだ・・・みんな なにしたいわけ? 1人でおいしい思いすればいいわけ? 安心、安定がそんなに欲しいかよ。人生なんて、答えがわからないから、楽しいんじゃない。自分の力でなんとかできるから、面白いんじゃないの」
日本テレビ/2010年3月17日放送
【脚本】遊川和彦
曲げられない女・第8話 [曲げられない女]
「なんか、結婚するより、結婚式がしたいって感じだね、彼女」
「私たちに生きる意味なんて必要ありません。私たちに必要なのは、生きる意志です」
「誰にも助けてもらわないで生きていける人間なんて、この世には1人もいないんです」
「生きるって、もしかしたら、余計なものは捨てて、本当に必要なものを大切にすることなのかもしれない」
日本テレビ/2010年3月3日放送
【脚本】遊川和彦
曲げられない女・第7話 [曲げられない女]
「他人が不幸になっても、自分が幸せになればいいという考えは、もうやめませんか」
「自分が傷ついたり、つらい目に遭ったりするのは仕方ないけど、子供たちに同じような目に遭わせないようにするのが、私たち大人の最低の責任なんじゃないんですか」
「2つの選択肢があって、どっちも選びたくないときは、3つ目を自分で作るってことか」
日本テレビ/2010年2月24日放送
【脚本】遊川和彦
曲げられない女・第6話 [曲げられない女]
「部下にハッパかけて、検挙率を上げて、自分の成績を上げて、上司にアピールをして、自分だけ出世をして、定年のときに退職金をがっぽりもらう――。それが警察官僚の生きる道」
日本テレビ/2010年2月17日放送
【脚本】遊川和彦
曲げられない女・第2話 [曲げられない女]
「本当はおかしいと思っているのに、どうして黙っているんですか。組織のために本音が言えないなんて、イジメを黙って見ている子供と同じじゃないですか」
「いろいろある、仕方がない、大人になれ――。そんな言葉で、子供が納得すると思いますか。私は子供に説明してもわからないことは、したくありません」
「ここで働いても、正義を貫けないのなら・・・弱い立場の人や、つらい境遇の人を見捨てるしかないなら、そんな仕事は私には必要ありません」
「あんたはまだ人間てやつを信じてんだ? 明日は今日よりいい日がくると思ってんだ? でも、逆だ。世の中、どんどん悪くなってる。人間もどんどんダメになってる」
「人生を楽しむためには、多少 自分を殺さなきゃ」
「あたしだって、お金が欲しいわよ。お腹いっぱい食べたいわよ。みんなみたいにラクしたわよ。でもね、自分を殺すって、自殺って書くのよ。あたしはそんなの絶対にイヤ!」
日本テレビ/2010年1月20日放送
【脚本】遊川和彦
曲げられない女・第1話 [曲げられない女]
「べつにいいじゃない。高い山 登るんだったら、歩かず、ヘリコプターにでも乗れば」
「不満や、寂しさに負けないのが、生きるっていうことなんじゃないの」
「結婚って、死ぬまで同じゴール目指すって約束することなのかもしれないな」
日本テレビ/2010年1月13日放送
【脚本】遊川和彦