あまちゃん・第147話 [あまちゃん]
「芸能界さいると、ていうか東京がそうなのかな、成長しねえと怠けてるみたいに言われるべ。でもな、成長しなきゃダメなのかって思うんだ。人間だもの、放っといても成長するべ。背が伸びたり、太ったり、やせたり、おっぱい でっかくなったりな。それでも変わらねえ、変わりたくねえ部分もあると思うんだ。あまちゃんだって言われるかもしんねえけど、それでもいい。プロちゃんには なれねえし、なりたくねえ」
NHK/2013年9月18日放送
【脚本】宮藤官九郎
あまちゃん・第144話 [あまちゃん]
「好きじゃないことや、むいてないことを、避けて生きて行けるほど、いまの世の中、甘くないと思うよ。理想を掲げて、それを実現できる人間なんて ひと握りだ。それができなくて、みんな苦しんでる」
「人生は長い。道に迷ってもいい。遠回りしてもいい。混んでたら脇道に入ればいい。どこかで誰かを拾うかもしれない。着いた場所が目的地だよ」
NHK/2013年9月14日放送
【脚本】宮藤官九郎
あまちゃん・第143話 [あまちゃん]
「天野のまわりには いっつも大勢ひとがいる。みんな楽しそうに笑ってる。そこがユイとは違う。ユイは、こっちがユイの笑顔を見たくなるけど、天野はこっちが先に笑っちまう。だから、ふたりがそろうと最強っつーか、無限っつーか・・・」
「(ふたりは)月と太陽か・・・。そうかもしんねえ。月を照らすために太陽があって、太陽に照らされるために月があるもんな」
「おらは ただ潜りてえだけです。潜りてえから、おらの好きだった海を取り戻してえ。おらの好きな人たちが集う海女カフェを復活させてえ。おらの好きな かわいい電車を走らせてえ。それだけです」
「おらひとりが やるぶんにはかまいません。でも、おらひとりが頑張ってる、みたいなのは違うんです」
NHK/2013年9月13日放送
【脚本】宮藤官九郎
あまちゃん・第140話 [あまちゃん]
「忠兵衛さんと引き合わせてくれた海が、おらたち家族の おまんま食わせてくれた海が、一回や二回 へそ曲げたからって、よそで暮らすべ なんて、おら、端っからそんな気持ちで生きてねえど」
NHK/2013年9月10日放送
【脚本】宮藤官九郎
あまちゃん・第128話 [あまちゃん]
「女優を続けていくってことはね、好きでもない人を好きになったり、好きな人を傷つけたり、接吻したり、接吻じゃ済まなかったり・・・それをずっと続けていくってことなんだ。もし耐えられないんだったら、いまやめてしまったほうがいい。だって、不自然だろ。いくら仕事だからって、ファンのためだって、自分に嘘つき続ける仕事なんて。普通じゃないよ。好きな人を裏切って評価されるなんて。おかしいよ」
NHK/2013年8月27日放送
【脚本】宮藤官九郎
あまちゃん・第125話 [あまちゃん]
「きみにとっては種市くんがアイドルなんだな。そのアイドルに、もし好きな人がいたらどうする? そのアイドルが、もしほかの誰かに夢中で、きみのことが見えてなかったらどうする? 失恋だよ。要するに、アイドルがひとりの男と恋愛すると、100万人のファンが失恋するんだ。それがアイドルなんだよ」
NHK/2013年8月23日放送
【脚本】宮藤官九郎
あまちゃん・第123話 [あまちゃん]
「『ありがとう』って、絶対 言ってもらうんだ。それまでやめない。この親孝行、誰にも渡さない」
「もっと丁寧に読んでみて。(中略) 丁寧っていうのは、ゆっくりじゃないの。わかる? 意味を考えて、なおかつ、無理に抑揚をつけようとしないで」
NHK/2013年8月21日放送
【脚本】宮藤官九郎
あまちゃん・第113話 [あまちゃん]
「脇はダメよ、やっぱり。下手なのバレちゃうから。主役がいちばんバレないのよ。なんでかわかる? まわりが助けてくれるから。昔のアイドルなんか、大根ばっかりよ。だから、いきなり主役でデビューさせんのよ」
「もう走り出した恋の汽車は止まりゃしねえです。もう さかりのついた猫背のメスの猿なんです」
NHK/2013年8月9日放送
【脚本】宮藤官九郎
あまちゃん・第111話 [あまちゃん]
「いつもの明るさで ごまかしたくなかったんだよ。 『おつかれ、よかったよ』 って、笑顔で迎えたら、せっかく感じた悔しさも流れちゃうだろ。ちゃんと落ち込むことも必要なんだよ」
NHK/2013年8月7日放送
【脚本】宮藤官九郎
あまちゃん・第109話 [あまちゃん]
「くっついたり、離れたりの繰り返し。それが地方都市の青年の特権さ」
「甘いマスクの男子って、頭の中も甘いのよ。つまり、話が面白くない。そのうえ無口。つまんないテレビを、音声 消して観てるようなもんなのよ」
「たしかに、うちとあんたは同じ敵と戦ってる。でも、いま手を組んだら、こっちが引き抜いたことになっちゃうじゃん。あんな執念深くて、小っちゃくてさ、ムダに権力 持ってる男、敵に回したら、この業界じゃ、やっていけない」
NHK/2013年8月5日放送
【脚本】宮藤官九郎
あまちゃん・第108話 [あまちゃん]
「いつもアキちゃんのまわりには自然と人が集まってきて、みんな自然と笑顔になるだろ。それって才能っていうか、ホントの意味でアイドルとしての資質があるってことだと思うんだ。アイドルって、自分でなったり、宣言したりするものじゃなくて、まわりに集まってる人間がアイドルにしていくんじゃないかな」
「アキちゃんと一緒にいると、誰でも笑顔になれる。だから、アキちゃんのまわりには自然と人が集まってくるんだよ。それって、アイドルの基本じゃん」
「今度はママがあんたの背中を押す番だね。覚悟しときな。思いっきり押すからね」
NHK/2013年8月3日放送
【脚本】宮藤官九郎