Woman・第11話(最終回) [Woman]
「母性なんて、男が逃げるために作った言葉だった。子供への愛情は、母性と父性を分けるものじゃなかった。ぼくたちは手分けするんじゃなくて、手を取り合うべきだった」
「最後のページを読むのは子供たちなんだ。ぼくと小春が生きてきた答えを見つけるのは、子供たちなんだよ。(中略) そのために(ぼくたちは)生きる。できるだけ誠実に。できるだけ一生懸命。子供たちに恥ずかしくないように」
「思い出があったから、大きくなったの。子供って、思い出で大きくなれるの」
日本テレビ/2013年9月11日放送
【脚本】坂元裕二
Woman・第10話 [Woman]
「亡くなった人に謝っても聞こえないのよ。残された人に尽くしても、届くはずないのよ。取り返しのつかないことだから。かけがえのないものだったから。命は戻らないものだから。あなたはもう一生許されないの」
日本テレビ/2013年9月4日放送
【脚本】坂元裕二
Woman・第7話 [Woman]
「気持ちに寄り添うこと。悲しみに寄り添うこと。丁寧に、心を込めて生きること。子供らに伝えます」
「 “幸せ” とか、 “不幸なこと” とかってないの。幸せだって感じられる心だけがあるの」
「合わないんじゃなくて、似てるからだよ。相手の中に自分を見つけるからこそ、腹が立つ。それが親子ゲンカでしょ」
「信さんは死んだんじゃないから。生きたの。生きただけなの」
日本テレビ/2013年8月14日放送
【脚本】坂元裕二
Woman・第5話 [Woman]
「家族の言葉には『さよなら』って、ないじゃないですか。さよならって言いたくない人に出会ったとき、ひとは結婚するのかなあって思うんですよ」
「あたしが仕事と育児で寝込んだときも、あなた言ってくれたもんね。大丈夫だよ、食べて帰るからって。そういう優しさ・・・。オレのご飯作るの1回許してやったよっていう優しさ・・・。べつにね、我慢できないほどじゃなかったの。ただ、あなたと暮らしているのは、毎日毎日、ちょっとよごれたコップで水飲んでるみたいだった」
日本テレビ/2013年7月31日放送
【脚本】坂元裕二
Woman・第4話 [Woman]
「会ったことがなくても、(あなたを)大好きな人はいるの。会ったことがなくても、愛されてることはあるの」
「たった一日や、一度の幸せを大事に抱えて、一生、生きる人もいるの。それはそんなに悪い生き方じゃないわ」
日本テレビ/2013年7月24日放送
【脚本】坂元裕二
Woman・第3話 [Woman]
「死んだ人のことをきれいな思い出にして、生きている人間 傷つけて・・・。そういうのって、 『ああ、星がきれいだな』 って言いながら、足元の花 踏みまくっている人のパターンでしょ」
日本テレビ/2013年7月17日放送
【脚本】坂元裕二
Woman・第2話 [Woman]
「母親にはスイッチがありません。スイッチを入れたり、切ったりができないんです。一度 母親になると、それから先ずっと母親として生きてしまう。趣味も、時間の使い方も変わり、それまでどんな人間だったのかにかかわらず、 “母親” という人格になってしまう。虐待や育児放棄はその延長線上にあります」
日本テレビ/2013年7月10日放送
【脚本】坂元裕二
Woman・第1話 [Woman]
「子供を育てるのって、本当は難しいことじゃなくて・・・。じゃないんだけど、難しいのは、それを(母親)一人ですることで。お風呂も、ご飯も、電車も、みんな(夫婦)二人だったら簡単にできることが、一人だと急に難しくなる」
「子供を連れて街に出て、いちばん耳にするのが舌打ちと咳払い。毎日 聞いてると、だんだん、なんか・・・子供 連れてるのが悪いことに思えてくる」
「お金がないって ひとに言うと、母の愛があれば大丈夫って言われます。そうか。そうかなあ・・・。よくお金で買えない幸せあるって言うけど、そういうことを言う人はお金 持ってて、わたしはとにかく まず お金で買える幸せが欲しい」
「父親の仕事は、子供に希望を伝えることだと思う。母親の仕事は、子供に愛を伝えることだと思う」
日本テレビ/2013年7月3日放送
【脚本】坂元裕二