名もなき毒・第11話（最終回） [名もなき毒]
「ぼくは先月、人を殺しました。青酸カリで。そのときは正しいことをした気がしました。（中略） 自分に殺す権利があるって思ってた。誰が死んだっていい。ぼくは死ぬよりつらいんだって。でも、間違ってた。ひとの命を奪ったって、なんにもならない。全然、気が済まなかった」
「（人殺しは）やめたほうがいいです。虚しくなるだけです。虚しさは、怒りよりつらいです。これから、食べても、寝ても、笑っても、なにをしていても、ずっと死ぬまで虚しいままです。幸せになれない」
「人を殺すことは、究極の権力だ。どんな場合でも、それは人として最大の権力の行使だ。しかも、その気になれば誰にでもできる。やられるほうは防ぎようがない」
TBS／2013年9月16日放送
【脚本】神山由美子／【原作】宮部みゆき
名もなき毒・第８話 [名もなき毒]
「われわれは、まあ、立派と言っていいでしょう。こんな面倒な世の中を、ひとさまに迷惑もかけず、まっとうに生き抜いているわけですから。（中略） いま という世の中は、それだけできれば立派なんです。 “普通” の質が下がってきてるんですよ」
TBS／2013年8月26日放送
【脚本】神山由美子／【原作】宮部みゆき
名もなき毒・第５話 [名もなき毒]
「人間ってのは誰だってね、相手がいちばん言われたくないと思ってることを言う口を持ってるんだよ。どんなバカでも、その狙いだけは、そうりゃあもう正確なんだから」
「真実にも寿命があるんだよ」
TBS／2013年8月5日放送
【脚本】神山由美子／【原作】宮部みゆき
名もなき毒・第４話 [名もなき毒]
「子供じゃ罪にならないじゃない。ひとを殺しておいて・・・。なんだかひどい、こんなのって。あたしたち、犯人を憎んだらいけないみたいじゃないですか」
TBS／2013年7月29日放送
【脚本】神山由美子／【原作】宮部みゆき
