緊急取調室2・第1話 [緊急取調室]
「どんな行動にも、納得できる動機がある。腑に落ちないなら、なにかが間違ってる」
「穏やかって、なにもないことなのよ」
「罪を犯すことは、自分自身を踏みにじることではないですか」
「自分でも気づかなかった気持ちや、目を背けていたことを話していただくのが、われわれ(取調官)の仕事です」
テレビ朝日/2017年4月20日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室・第9話(最終回) [緊急取調室]
「警察官は “青い” くらいでちょうどいい。青くなきゃ、命を投げ出して市民を守るなんて、割に合わないことできない。だから、いつまでも青いままでいろ」
「組織には必要悪ってものがある。嘘をつけとは言ってない。黙ってろと言ってるだけだ」
「目的が正しければ、なにをやってもいいのか。戦争と同じ理屈じゃないか」
「正義を守るためには、犠牲が生まれる? 犠牲を伴う正義なんてない。そんな警察なら、つぶれてしまえばいい」
テレビ朝日/2014年3月13日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室・第2話 [緊急取調室]
「娘の病気が100%助からないものならば、わたしも女房も最期の日々を静かに過ごしていたでしょう。でも、助かる方法があるならば、やらずにいられなかった。それが、選ばれた人のみ許されるものならば、自分たちが選ばれたかった」
「あなたは なにもしゃべらなかったけど、あなたのこれまでの生き方が ちゃんと真実を語っていたんです」
テレビ朝日/2014年1月16日放送
【脚本】井上由美子
緊急取調室・第1話 [緊急取調室]
「ブツのルートだけあたっても、動機に説得力がなきゃ、裁判で引っ繰り返される。目の前の犯人に手錠かけたら一丁あがりのSITとは違うんだよ。いいか、誰が、どうして、なんのためにやったのか、犯行の全貌を突き止めるのが取調班の仕事だ。犯人をパクったら終わりじゃない。パクったとこからはじまるんだ」
「なにが望み? 目的なく女をほめるタイプじゃないでしょ」
「現場と取調室。なにが いちばん違うかわかる? 距離だよ。被疑者との距離。立てこもり事件は犯人の顔すら見えないことがほとんどだ。でも、取り調べはわずか50センチなんだ。相手の息づかいも聞こえれば、体温も感じる。電話もメールも通さない。極論すりゃあ、いまの世の中、こんな短い距離で長い時間 語り合うのは、恋人同士か、取調室の犯人と刑事ぐらいだよ」
「火をもって火を制しようとすれば、自分が灰になるだけだしね」
テレビ朝日/2014年1月9日放送
【脚本】井上由美子