なぞの転校生・第９話 [なぞの転校生]
「自分が思い込んだ世界こそが自分の世界であって、それは他人に決めさせるものではないんだ」
「きみは本当に優しい心の持ち主なんだ。ただ、それを表現できるか、歪んでしまうかは、また別の問題なんだ」
テレビ東京／2014年3月7日深夜放送
【脚本】岩井俊二／【原作】眉村卓
なぞの転校生・第８話 [なぞの転校生]
「いかなる環境であっても、子供たちは楽しそうにしておるものだ。子供たちは戦場でも遊び場を見つけるものだ」
「我らの世界は滅んだのだ。我らが愚かであったがゆえに。なんとかうまくやっているこの世界の者たちを我らが批判すること自体、愚の骨頂ではないのか」
「このクラスで孤立する？ それがどうした。人間はそもそも孤立した存在ではないか。それでいいのだ。（中略） そなたらは同じコロニーの中で、家族という単位で孤立して生きている。他人同士は会話をしないのが、そなたらの社会であろう」
「友達を作る場所？ 学校が？ ここは勉強する場所ではないのか。友達を作る場所か・・・。それは面白い。ならば、なぜそなたたちは、わたしを無視したりして冷遇するのだ。わたしはそなたらと友達になる必要はないが、そなたらの言っていることは矛盾だらけで意味不明だ」
テレビ東京／2014年2月28日深夜放送
【脚本】岩井俊二／【原作】眉村卓
なぞの転校生・第４話 [なぞの転校生]
「生徒会長とは、つまり生徒の支配者なのかい。特徴としては、背が高くて、容姿端麗で、筋肉質で、スポーツ万能。女性にもモテて、利己的で、わがまま。競争心が強く、弱者に対しては差別的――なのかい？ こういう支配者には、必ずパートナーとなる女子が存在する。それが副会長。フェロモンを放ち、生徒会長を肉体的、精神的に独占する。さらに、この副会長の下には直属の部下たちがいて、彼らの手足となって働く。さらに、そのまわりには親衛隊たちがいて、上には媚びへつらうが、弱者に対しては高圧的で、金を巻き上げたり、悪事をしたりする。その外側にいるのが弱者だ。マニアックな趣味に走り、その世界に埋没することで現実逃避をする。学校にはこうしたヒエラルキーが存在するようだが、きみたちはどれなの」
テレビ東京／2014年1月31日深夜放送
【脚本】岩井俊二／【原作】眉村卓
