ファースト・クラス２・第９話 [ファースト・クラス]
「どっちかにしてもらえます？ できないなら、できないなりに、命懸けとか言って “超絶ガンバル” ガール（になる）か、どんな汚い手を使ってでもやりきる “わたし失敗しませんから” レディ（になる）か。（中略） ヒロインが弱かったら、悪役（をやってるこっち）も立たないでしょ」
フジテレビ／2014年12月17日放送
【脚本】及川博則
ファースト・クラス２・第７話 [ファースト・クラス]
「ファッション業界は流通業界。どこかが売れれば、どこかが売れなくなる。その戦いの繰り返し。たかが身内の戦いを生き抜けないものが、外で戦えるわけない」
フジテレビ／2014年11月26日放送
【脚本】及川博則
ファースト・クラス２・第５話 [ファースト・クラス]
「パリにフラッグショップがある日本のファッションブランドは、コム・デ・ギャルソン、ヨウジヤマモト、イッセイミヤケ、そして、ユニクロ。ほんのわずか。日本には1000以上のブランドがある。一方、日本製の生地は世界中のハイブランドがこぞって買い漁る。これって、どういうこと。超一流の食材があるのに、客に好まれる料理を作れないシェフがいて、心地よくサーブできないギャルソンがいるレストラン――。これがいまの日本のファッションブランド」
「世の中には、自分を表現する仕事をしたい人間がごまんとおるのに、それをできるのは ほんのちょっと。それ以外のひとは、毎日、自分のやるべき仕事をこなしとる。そういうひとに支えられて、あたしたちのような人間が表現の場、与えてもらっとる。なんで、そんなことに気づかんとかいな」
フジテレビ／2014年11月12日放送
【脚本】及川博則
ファースト・クラス２・第３話 [ファースト・クラス]
「いつも さめた目で、なんでもわかったような顔しやがって。あたしら上の世代 バカにして、そんなに熱くならなくても自分らのほうが賢い人生 歩んでます、みたいなそのツラが世界でいちばんムカつくんだよ。いざとなったら、自分の身ひとつ守れねえくせに」
フジテレビ／2014年10月29日放送
【脚本】及川博則
ファースト・クラス２・第１話 [ファースト・クラス]
「努力、ねばり、根性、信念、奇跡、逆転、こだわり、夢、希望、勇気、と書いて、失敗、無駄、無意味、無謀、完敗、絶望、と読む」
「デザインから洋服が２週間で店頭に並ぶブランドが存在し、人気を博している時代です。なのに、わたしたちファッション業界のほとんどの人間が、１年後の洋服をデザインしていることに なんの疑問も持たない。なぜでしょう。なぜなら、いままで ずっと そうしてきたから」
「わたしが答え、出していいの？ わたしが指示を出せば、あなたの仕事はなくなる。それならそれでもいいけど」
「こちらが、典型的 “地方中心都市” 出身の得意技。歴史をさかのぼり、無理やり東京を下に見るラリアットです」
「中途半端な悪役がいちばん使えない、及び、記憶に残らない」
「他人は関係ない。そうしないと、自分がつまんないでしょ」
「あなたの仕事はデザイナー。一度ぐらい、その仕事にすべてをかけてみたら？ その仕事が評価されれば、過去にあなたが なにをしてようと、大した問題じゃなくなると思うけど。つまり、あなたを救うことができるのは、命懸けの仕事以外ない。生きるも、死ぬも、仕事次第」
フジテレビ／2014年10月15日放送
【脚本】及川博則
ファースト・クラス・第10話（最終回） [ファースト・クラス]
「たかが雑誌、たかがファッション。なくなっても、誰も困らない。売れれば、なんでもいい。そんな人間から、命懸けで作っている雑誌を守るのが、わたしの仕事です」
「世間に公表したら、あなたはこの世界で生きていけなくなる。どれだけパパがお金持ちかどうかは関係ない。むしろ、お金持ちだからこそ、一度 嫌われたら、もう二度と立ち上がれなくなるまで日本中があなたを袋叩きにする。それがいまの時代」
フジテレビ／2014年6月21日放送
【脚本】渡辺千穂
ファースト・クラス・第３話 [ファースト・クラス]
「この業界、部下がずっと部下でいてくれるとは限らない。自分のところで育って、それで片腕になってくれればいいけど、脅かす存在にもなり得る。ライバルを育ててるようなもんだ」
フジテレビ／2014年5月3日放送
【脚本】渡辺千穂
ファースト・クラス・第１話 [ファースト・クラス]
「これこそがマウンティング。恋愛、仕事、お金、持ち物――。様々な項目の総合を鑑みて、自分より上、自分より下と、なんの根拠もなく、勝手な基準で個々の順位をつけあう。なにをもって勝ちなのかは不明だが、それも含めてマウンティング」
「ここには、仲間はいないわよ。育ててもらおうなんて思ったら大間違いよ。ここはね、自分で勝手に育つ人間しか生き残れないの。勝った人間だけがクリエイディブの仕事に携われるし、勝った人間だけが夢を持つ権利を得られる。勝てなかった人間は去るだけ」
フジテレビ／2014年4月19日放送
【脚本】渡辺千穂
