昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第11話(最終回) [昼顔]
「教師は簡単に頭を下げてはならない。正義、不正義に限らず、信念を持って生徒に相対するのが教師だからだ」
「生物の教師として、きみたちにお願いしたいことがあります。ひとつの生き物として、この世に生を受けた以上、将来、誰かを真剣に愛してください。誰かを愛すると、見慣れた景色がいつもと全然違って見えます。自分以外の人間の幸せを願う、そんな大きな喜びを知ります」
「愛情はヒト以外の哺乳類や鳥類にも存在しますが、(中略) たとえ離れ離れになっても、相手の幸せを願い続ける。それこそが、心を持ったホモサピエンスの、人間という生物の、愛なんだと・・・」
フジテレビ/2014年9月25日放送
【脚本】井上由美子
昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第10話 [昼顔]
「(不倫をしたからには)もっと強かになりなさいよ。(中略) 気持ちだけで突っ走ったら、終わりは早いわよ」
「愛に生きることに酔っていたわたし――。無謀な恋に夢中の愚か者は、忘れようとしていました。運命は決して罪を犯した人間に優しくないということを」
フジテレビ/2014年9月18日放送
【脚本】井上由美子
昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第9話 [昼顔]
「激しい幸せは望んじゃいけない。ささやかな幸せこそ大切なもの」
「女は自分の好きになった人を特別だって思いたがるけど、特別な男なんていないの。女には遊びの恋ができないのと同じよ」
フジテレビ/2014年9月11日放送
【脚本】井上由美子
昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第8話 [昼顔]
「おかあさんには、おかあさんしかわからない理由があるんだよ。恨むと、おまえが苦しくなるぞ」
「(家族を捨てていい理由なんか)ないわよね。結婚っていうのは、ほかのひとを好きにならないっていう約束だもの」
「生き物が痛みを感じるのは、危機を察知して、できるだけ命を長らえるため」
フジテレビ/2014年9月4日放送
【脚本】井上由美子
昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第7話 [昼顔]
「普通の恋なら、失恋したかわいそうな自分にひたって、大泣きできるわよね。友達に愚痴ったり、やけ食いしたり、傷心旅行に行ったりして発散できるわ。でも、不倫の恋は別れたあとでさえ、ひとに知られるわけにはいかない。彼と出会う前の味気ない日常に、何事もなかったように戻るしかないの」
「あんたは妻という人形が欲しかったんだ。美しくて、従順で、ひとにうらやましがられる人形――。普段は棚でほこりをかぶっているが、客が来たときだけ きれいにする人形――」
フジテレビ/2014年8月28日放送
【脚本】井上由美子
昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第6話 [昼顔]
「なにもかも捨てたくなるような喜びと、いますぐ逃げ出したくなるような苦しみ。不倫の恋は二人して嵐に揺れる小船に乗っているようなものです。決して港にたどり着くことのない船に」
「独占するだけが愛情じゃないでしょう」
「不倫にゴールはありません。ゴールはないということは、終わらせるのも難しいということです」
フジテレビ/2014年8月21日放送
【脚本】井上由美子
昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第5話 [昼顔]
「不倫はね、することの罪より、バレることの罪のほうが大きいの」
「臆病な男はいるけど、真面目な男なんていないわよ」
「喜ばない、期待しない、明日を見ない――。不倫(の恋で)も独身の普通のカップルと同じように、ときめいて、恥じらって、ずっと一緒にいたいと思う。でも、ゴールはない以上、必ず別れはくる。それを理解してつきあわないと、ボロボロになるわよ」
フジテレビ/2014年8月14日放送
【脚本】井上由美子
昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第4話 [昼顔]
「ネットで出会おうと、普通に出会おうと、不倫は不倫よ。どっちが偉いってもんじゃないわ」
「自然に好きになったと思ってるの? あなたは誰でもよかったのよ。無意識かもしれないけど、誰でもいいから相手が欲しかった。そういうタイミングだったの。そこへ、たまたま北野先生が現れただけ。ひとがひとを好きになるのは、どんなにきれいごと言っても、同じからくりよ」
「男の恋はすべて肉欲よ。それこそ、やり逃げした男と思われたくないから、(関係を)維持するだけ。あの真面目そうな北野先生だって おんなじよ。そして、女の恋はすべてが執着。ほかの女に渡したくないから、すがりつくだけ。純愛に酔ってるあなたも おんなじよ」
「恋って女をきれいにするけど、不倫は女を強くする」
フジテレビ/2014年8月7日放送
【脚本】井上由美子
昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第3話 [昼顔]
「恋愛って、まえの経験がほとんど役に立たないのよね。いつもゼロからやり直し」
「妻でありながら、ひとを好きになる女なんて、常識で考えれば、壊れた機械のようなものです」
「出会いは思わせぶりに。別れは残酷に。女の鉄則」
フジテレビ/2014年7月31日放送
【脚本】井上由美子
昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第2話 [昼顔]
「男と女という側面でしか、人間関係 見られない人がいますからね」
「落としたい男がいるの。かなりの難敵。難しければ難しいほど、退屈な毎日を忘れさせてくれる。あたしも いまの生活を捨てる気はないわ。でも、ほんの少し刺激を求めて、生きる実感を味わうことが、そんなに悪いことかしら。イライラして家族にあたったり、賭け事にはまって借金 作るよりマシじゃない?」
「男の人はいつもズルい。ドアを叩くくせに、自分では開けようとしません。女が鍵を開けて、ここだよ、と優しく声をかけてあげなければ、何事もなかったふりをして通り過ぎてしまうのです。それが禁断の扉なら なおさら」
フジテレビ/2014年7月24日放送
【脚本】井上由美子
昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~・第1話 [昼顔]
「結婚は平穏と引き換えに、情熱を失うものだから。3年も経てば、夫は妻を冷蔵庫同然にしか見なくなる。ドアをあけたら、いつでも食べ物が入ってると思ってる。壊れたら不便なのに、メンテナンスなんてしたことない」
「不倫――。みだらで、薄汚く、非常識な欲望。家族を裏切り、周囲を傷つけ、友達を失い、自らも苦しみの淵に落とす罪。足を踏み入れたが最後、出口がないことに気づいても、決して引き返せない。すべてを破壊する許されない行為」
フジテレビ/2014年7月17日放送
【脚本】井上由美子