ふたがしら２・第５話（最終回）

「どんなときでも あきらめずに あがき続ける。それが おめえらの強さだ。でもな、泥沼に はまったときは、あがけば あがくほど足を取られて沈んでく。頭のてっぺんまで泥に飲み込まれたときに気がつくんだ。人間、がむしゃらにやることで命を縮めることがあるってな」

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「青くせえ盗っ人に殺やられたなんて言われたら、畷なわて蔵人くらんど、一生の恥。てめえの命ぐれえ、てめえで（あの世に）持ってくわ。おめえらにゃ、オレの首までは盗ませねえよ」

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WOWOW／2016年10月15日放送
【脚本】中島かずき／【脚本協力】樋口七海／【原作】オノ・ナツメ

ふたがしら２・第４話

「甚三郎じんざは刃物だ。やべえからって逃げ回ってちゃ、身を斬られる。身の内に置いた刃やいばも納められねえで、悪党たちを仕切ることができるのか、それを辰五郎のお頭は自分で試してたんじゃねえか」

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「冷てえ野郎だよ、おめえは。なんで、おめえみてえなのが仏で、オレが鬼なんだか」
「鬼は多情で、仏は無情ってことかな」

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WOWOW／2016年10月8日放送
【脚本】中島かずき／【脚本協力】樋口七海／【原作】オノ・ナツメ

ふたがしら２・第３話

「お頭ってのも大変だな。いろいろ守らなきゃならねえ。でもな、守るってことは、弱いってことだ」

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「オレとおまえは紙一重だぜ。オレが浴びてる返り血は、障子ひとつで遮られてるだけだ。破れりゃ、おまえも血まみれだ」

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WOWOW／2016年10月1日放送
【脚本】中島かずき／【脚本協力】樋口七海／【原作】オノ・ナツメ

ふたがしら２・第１話

「殺さねえためには、強くなるしかねえ」

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WOWOW／2016年9月17日放送
【脚本】中島かずき／【脚本協力】樋口七海／【原作】オノ・ナツメ

ふたがしら・第５話（最終回）

「あんたはタツを憎んでる。憎んでる分、思いは強い。憧れているよりずっと」

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「（辰五郎を忘れられない）そんなあたしが（あんたは）好きなんだろ」
「その通りだ。ひとの女である限り、盗もうと思えるからな」

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「地獄の底までつきあうよ。あんたに惚れないままね」
「それでいい。それが惚れてるってことだ」

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WOWOW／2015年7月11日放送
【脚本】中島かずき／【脚本協力】樋口七海／【原作】オノ・ナツメ

ふたがしら・第４話

「夜坂やざかの連中はみんなテツのお頭かしらのことが好きだ。ヨシ兄にいのことも好きだ。だから、ふたりの顔色をうかがって動けねえ。だったら、動いてやるのが頭の務めじゃねえんですかい」

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「迷ったときは ふりだしに戻る。戻るふりだしがあるだけ（おまえは）マシだ。（中略）　オレには戻る場所はない。居場所は進んで作るしかねえ」

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「（おまえは）奥が深けえんじゃねえよ。底が抜けてんだよ」

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WOWOW／2015年7月4日放送
【脚本】中島かずき／【脚本協力】樋口七海／【原作】オノ・ナツメ

ふたがしら・第２話

「金は天下の回りもの。ため込むだけじゃ、腐っちまう」

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WOWOW／2015年6月20日放送
【脚本】中島かずき／【脚本協力】樋口七海／【原作】オノ・ナツメ

ふたがしら・第１話

「（あいつらは）吠えることでしか、てめえを出せねえ野良犬だ。群れから離れりゃ、野垂れ死ぬ」

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WOWOW／2015年6月13日放送
【脚本】中島かずき／【脚本協力】樋口七海／【原作】オノ・ナツメ