子連れ信兵衛2・第7話(最終回) [子連れ信兵衛]
「ひとの命を守るのは、てめえの命を守ってからにするこった。引くべきときには引く。それが本当の勇気ってもんだ」
「逃げ果せたところで、罪をなかったことにはできません」
「おまえだって、最初は てめえの心を磨くように、剣の腕を磨いていたんだろ。道を踏み違えたばっかりに血まみれにされて、大事な刀が泣いてるぜ」
NHK BSプレミアム/2016年12月23日放送
【脚本】いずみ玲/【原作】山本周五郎
子連れ信兵衛・第5話 [子連れ信兵衛]
「おっ母さんは いつだって自分が正しいのね。だからって、おっ母さんの “正しい” と、あたしの “正しい” が一緒とは限らないわ」
NHK BSプレミアム/2015年12月11日放送
【脚本】いずみ玲/【原作】山本周五郎
子連れ信兵衛・第4話 [子連れ信兵衛]
「男らしくねえとか、女々しいとか、そうやって一色に決めつけようとするから、ややこしくなる。そんなことよりまず、おめえは人間が優しいってこった」
「ひとたび、ひとの世の闇へ踏み込んだら、足元には もっとでっかくて、真っ暗な闇が広がっている。こっちへ来ねえと呼びかけて、逃げ出そうにも逃げられねえ」
「女たちが まともに相手にしてくれねえのはな、てめえに “まこと” がねえからだ。金の力で女たちを見下して、てめえばかりが いい気分になろうとするからだ。金を積んでも思うようにならねえから、今度は陰に隠れてコソコソと、罪もねえ女たちを傷つけ、殺め、まるでおもちゃのように・・・。(中略) オレも、おめえも、あの孝太郎も、みんな、女が大変な思いをして、産んで、育ててくれたんだ。それを ありがてえ と思うのが、ひとの道だぞ」
NHK BSプレミアム/2015年12月4日放送
【脚本】いずみ玲/【原作】山本周五郎
子連れ信兵衛・第1話 [子連れ信兵衛]
「ここはな、地道に稼いだ人間が、汗の匂いのする金で、つつましく飲む店だ。金に飽かせて贅沢してえなら、座敷のある料理屋にでも張り込みやがれ」
NHK BSプレミアム/2015年11月13日放送
【脚本】いずみ玲/【原作】山本周五郎