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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子・第9話(最終回) [ON]

「理由がありゃ、ひとを殺していいなんて理屈ねえんだよ。だから、(自分には)心がねえとか言い訳すんじゃねえ。藤堂、おまえはちょっと根暗で、悪趣味で、独りのときは無表情で、犯罪に興味津々で、なんにでも七味をかける、すげえ変なやつだよ。だからって、おまえ、怪物なんかじゃねえ。ただの普通の人間だろ」


フジテレビ/2016年9月6日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】内藤了
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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子・第8話 [ON]

「ナイフを捨てて、もう一度 考えるべきです。凶器を持ったままでは、正しい答えなんて出ない」



「正当防衛が成り立たなければ、殺して逮捕されるか、または、殺されて解剖されるしかありません」



「憎しみを抱いていたり、貧困に苦しんでいたり、幼少期の虐待の記憶を抱えていたり、そうした理由で殺人を犯す人間はもちろんいるわけですが、同じような問題を抱えていても、殺人を犯さない人間もいます。いや、むしろそのほうが多数派なんです。だから、ぼくには警察や裁判所が認定する動機や、育成環境が、殺人に至る決定的な要因だとはどうしても思えないんです。(中略) 動機があろうとなかろうと、どんな生い立ちや生活環境を持っていようと、その状況にさえなれば、ひとは誰しもが殺人を犯す可能性があるんです」



「藤堂さんを助けてあげてほしい。たぶん、ぼくにはそれがムリです。万が一、彼女がひとを殺してしまっても、ぼくは彼女に寄り添うことができてしまうと思うから・・・。一緒に地獄に落ちてもかまわない。ぼくが彼女に抱いているその気持ちは、そういう種類のものなんでしょうね」



「彼女は、本当はひとを殺したいとは思っていません。むしろ、それでも殺さない自分かどうかを確かめたいと思ってるんです」


フジテレビ/2016年8月30日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】内藤了
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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子・第7話 [ON]

「命を軽んずる者を許せんのですよ。殺人と同様、さっき話に出た自殺者も、自分の命だから自分勝手にしていいというのは、罪だとわたしは思います」



「首を吊ろうが、手首を切ろうが、自分で死ぬのは苦痛以外の何物でもないのよ。眠るように安らかに死にたいと思ったら、天寿をまっとうするしかないの」


フジテレビ/2016年8月23日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】内藤了
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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子・第6話 [ON]

「ぼくの(犯した)行為はただの殺人です。抱いていたはずの正義感や使命感、怒りや倫理は、いつしか殺したい相手を殺せる喜びにとって代わっていましたから」



「あたし、もう大丈夫です」
「どっちかっつーと、そっちのほうが心配なんだよ。(中略) おまえさ、大丈夫じゃいけないことで、大丈夫そうだからな」



「あなたたちは手がかりを残した。(中略) 止めてほしかったんでしょ。自分たちではもう止まることができないから」



「殺人のスイッチを押したのは、憎しみと、その専用の(殺人)器具だったかもしれません。武器が形をなすことで、行動を誘発することもあります」


フジテレビ/2016年8月16日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】内藤了
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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子・第5話 [ON]

「犯した罪に震えながら日々を過ごしているのか、それとも、まるで舌の上でアメを転がすように、殺人の余韻を味わいながら、静かに次の犯行を夢見ているのか」


フジテレビ/2016年8月9日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】内藤了
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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子・第4話 [ON]

「あなたの その狂気のスイッチが入ったきっかけ――。それは生まれつきなのか、それとも初めてひとを殺したときなのか」



「子供のころ、よく機械を分解して遊んだんです。動くもの、部品のひとつひとつまでバラバラにするのが楽しくて。(だけど、)生き物は血が出て、あとかたづけが面倒ですから」



「ぼく、世の中に怪物はいないと思ってるんです。ほら、凶悪事件が起きると、世間は犯人のことを、ひとでなしとか、人間じゃないとか、言いがちだけど、犯人は人間です。それは ぼくらと変わらない。怪物だと思えば、とてもラクなんだろうけど。ひとの罪は、ひととして裁かれないと」


フジテレビ/2016年8月2日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】内藤了
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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子・第2話 [ON]

「警察庁の最新の調査によると、殺人のうち53.5%は親族間によるものなんです。ひとは他人よりも、血のつながった人間同士のほうが殺し合うんです」


フジテレビ/2016年7月17日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】内藤了
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ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子・第1話 [ON]

「世の中の人間のほとんどは、事件とも、警察とも、無縁のまま一生を送るんだ。なかには、生活が荒れたり、生き方が曲がったりして、犯罪に巻き込まれやすいやつってのもいるだろうが、それでも殺されて当然ってわけじゃない。ましてや、普通に暮らしてただけなのに、ある日いきなり殺されちまったら、やりきれねえだろうが。いつ、どこで、誰がそうなっても、おかしくねえってことを、オレら警察は知ってる。だからこそ、刑事は犯罪者に、人殺しに、ムカついてなきゃいけねえんだよ」


フジテレビ/2016年7月12日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】内藤了
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