あなたのことはそれほど・第10話(最終回) [あなたのことはそれほど]
「あのころ好きだったひとは、あのころの自分が好きだったひと。冷凍保存でもしとかない限り、いまは自分も相手も変わってる。あのころ好きだったひとは、もうこの世にはいない亡霊・・・妖精・・・まぼろし」
「あたしには、リョウちゃんの・・・リョウちゃんの愛は、優しい暴力だった」
TBS/2017年6月20日放送
【脚本】吉澤智子/【原作】いくえみ綾
あなたのことはそれほど・第7話 [あなたのことはそれほど]
「ホントは心がつらくて、どうしようもなく行き詰ってる。なのに、ひとの声が聞こえない。聞こうとしない。あなたもう(占ってもらいに)ここへくる意味がないから帰んなさい」
「(離婚するときのほうが)結婚するときより、ずっとよくわかるよ・・・自分の結婚相手がどんな人間なのか。相手と自分のホントの気持ちもね」
「夢とか、希望とか、愛とか、あきらめるなってよく言うけど、全部がうまくいくことって、ないじゃないですか。追い続けるのはキツイし、でも追い求めることが正しいわけでもない。そういうので苦しかったときに、渡辺が言ったんです・・・『足るを知る』って。『これくらいで充分なんだ』って」
TBS/2017年5月30日放送
【脚本】吉澤智子/【原作】いくえみ綾
あなたのことはそれほど・第5話 [あなたのことはそれほど]
「初恋とか、運命とか、きれいな言葉でコーティングしてるけど、傍から見るとただの、よくありがちな、そこらへんに転がってる浮気だよ。結婚って(いう)安定 手に入れて、気楽に遊んでただけじゃない」
「あんた、そもそも誰も選んでなかったんだよ。選んだのはひとじゃない。幸せ。自分の幸せを選んだの。で、浮気しても壊れない幸せな結婚生活が手に入った」
「こういうときは、罵ってもらったほうがラクだろ」
「独身のひがみかな。なんか、(おまえたち)嘘みたいに幸せそうだからさ。(中略) 幸せな夫と妻を演じる芝居 見てるみたいで。なんか、誰に見せたいんだって気になっちゃってさ」
TBS/2017年5月16日放送
【脚本】吉澤智子/【原作】いくえみ綾
あなたのことはそれほど・第2話 [あなたのことはそれほど]
「嘘には事実を少し混ぜるとバレにくい。これ基本」
「きのうの三好、20点。・・・10点満点で」
「結婚するってことは、恋愛終了ってことでしょ」
TBS/2017年4月25日放送
【脚本】吉澤智子/【原作】いくえみ綾
あなたのことはそれほど・第1話 [あなたのことはそれほど]
「婚活で結婚、合コンで彼氏――。全然、うらやましくないの。あたしは彼が欲しいんじゃなくて、恋がしたいの」
「女子は おままごとのころから、男子の何倍、何十倍も、恋を夢見てる。男子がボールを追いかけて、バカみたいに走り回ってるときも、ずーっと恋して、好きで、好きで、好きで・・・。男子とは恋の研究量が違う。努力が違う。女子は恋のアスリート。だから、だから、こんなお手軽に、たまたま適齢期に出会っただけのひとに決めちゃったら、あのころ 一生懸命 恋してた自分がかわいそう」
「あのころは おんなじ制服 着た、似たような男子の中から、どうして自分の好きなひとだけ光って見えたんだろうね」
「十代限定の特殊能力だったんじゃない?」
「わたし、道徳の先生じゃないんで、(中略) 嘘ついて “いいひと” でいるより、間違っても幸せなほうが(よかったんです)。きっと罰あたりますけど」
「あたしはお母さんみたいにならないから安心して。ちゃんと結婚して、子供 産んで、ちゃんとした家庭を作るから」
「そんな難しいことができる娘に育ってくれて、うれしいよ」
「子育てでいちばん大事なことはね、(中略) 結婚相手を選ぶ目を持たせることだって」
TBS/2017年4月18日放送
【脚本】吉澤智子/【原作】いくえみ綾