わろてんか・第140話 [わろてんか]
「いまアメリカではカラー映画の制作がはじまってる。ぼくは時代の最先端を見てみたい。だから、アメリカに勉強に行きたいんだ。こんな暗い時代だからこそ、観客に色つきの夢を見てもらえたら最高だろ」
NHK/2018年3月19日放送
【脚本】吉田智子
わろてんか・第138話 [わろてんか]
「人生、苦しいこと、悲しいこと、ぎょうさんありますけど、それを乗り越えるためには、たっぷり泣いて、たっぷり笑うことです。そのために『お笑い忠臣蔵』を作りたいんです。親子の愛も、夫婦の絆も、男女の恋も、どれも泣いて笑うて、明るい気持ちで映画館を出てもらうために必要なんです。ひとの気持ちを惑わそうとか、お国に盾つこうとか、そんな気は一切ございません」
NHK/2018年3月16日放送
【脚本】吉田智子
わろてんか・第128話 [わろてんか]
「経営者としては、国や軍の顔を立てるギリギリの選択をしなければならないのは、よくわかってる。だが、恋愛映画まで目の敵にされるような世の中が、まともなわけがない。こういうときこそ、愛や自由を謳った映画を作るべきなんだよ」
NHK/2018年3月5日放送
【脚本】吉田智子
わろてんか・第90話 [わろてんか]
「新しいモンちゅうんは、やっぱり わからんから怖いんやろな。たとえば写真。あれかて、むかしのひとは魂 抜かれるって、怖がったもんです。それがいまや、死んだオカンの顔 浮かべるんは写真のおかげですわ」
NHK/2018年1月19日放送
【脚本】吉田智子
わろてんか・第89話 [わろてんか]
「好いた おひと とする苦労は、苦労のうちに入りまへん」
「親が子のことで悩むのは当たり前。その苦労こそが幸せです。そやから、これからも親子3人でどんどん苦労して、どんどん笑うとくれやす」
「わしはラジオに出んで。(寄席の客が減るのと、ラジオは関係ない。)うまい蕎麦のためやったら、わしはわざわざ遠い店にまで食べに行くで。お客さんが店に来んのは、まずいもん出してるさかいや」
NHK/2018年1月18日放送
【脚本】吉田智子
わろてんか・第64話 [わろてんか]
「生けた花が美しいんは、ほんの一瞬やで。笑いも おんなじや。ぼーっとしてたら、すぐに腐ってオモロなくなる。せやから、噺家は命 削ってオモロイことをやり続けなアカンのや」
NHK/2017年12月14日放送
【脚本】吉田智子
わろてんか・第61話 [わろてんか]
「時流に合うた花形がいてるからこそ、寄席は盛り上がる。団吾師匠のような おひとが、ほかの芸人の人気も底上げしてくれるんや。そのために、1万でも2万でも払うちゅう藤吉の考えは、なんも間違うてないわ。あんたが女やから仕事に口出しするな言われたんやない。結局、まだ芸のことも、芸人のことも、ようわかってへん。そやからや」
NHK/2017年12月11日放送
【脚本】吉田智子
わろてんか・第52話 [わろてんか]
「坊主はつまらん。死人に念仏 唱えるばっかりや。生きてるやつ救わんで、どないせいちゅう話や。落語はどっかの坊さんが、説教話 オモロしたんがはじまりらしいが、それやったら、はなから落語 聞かしたったらええ。笑いのほうが現世で迷ってるやつらの救いになるわ」
NHK/2017年11月30日放送
【脚本】吉田智子
わろてんか・第39話 [わろてんか]
「落語は芸のてっぺん。噺家の出えへん寄席なんて、寄席やない。出てる噺家の格で、寄席の格も決まる。色もんの芸人は、ええ噺家がトリを務める寄席に出るのを夢みて頑張る」
「くだらないなあ。寄席のため、芸人のため・・・。いちばん大事なのは お客じゃないか。お客は寄席の格や、きみらの夢なんて どうでもいい。ただ笑えさえすればね。たくさんのひとを笑顔にしたいと言うのなら、まず お客が面白いと思う芸人に出てもらうべきじゃないか」
「男はんというのは、夢ばっかり語って、酔いつぶれて、気楽なもんやなあ。そやから、おなごの助けが なくてはならんのや」
NHK/2017年11月15日放送
【脚本】吉田智子
わろてんか・第23話 [わろてんか]
「若いふたりは半人前同士。補い合って一人前。結局のとこ、やっていけるかどうかは、ふたり次第。親にはできることと、できひんことがある いうことです」
「親が思うてるより、子は強い。わたしらが守っていたようで、あの子に支えられていたのは、わたしら親のほうやった」
「船場では、ごりょんさんは女の成功の証」
NHK/2017年10月27日放送
【脚本】吉田智子