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嫌いな人を好きになる方法・特別編「ウザすぎ商事…稟議をまわすだけなのに」 [嫌いな人を好きになる方法]

「夜中の霞が関に行ってみたまえ。働き方改革を主導している官庁でさえ、煌々と明かりがきらめいている。日本の良さはここだよ。すべてを曖昧にして、クズさえも受け入れ、全員で舟を漕ぐ。偽りのデータを駆使してでも、大義名分が掲げられれば、実態はまったく異なっていたにもかかわらず、それを受け入れるふりをして、表面上だけは粛々と時代の空気にしたがう。日本は素晴らしい国じゃないか」



「わが社に所属するウザい上司たちは、皆、同じ病にかかっている。奴隷道徳――。つまり、持たざる者の嫉妬が生み出す、ゆがんだ正義と道徳だ。ポスト平成時代の日本は、有史以来、はじめての経験をする。長期的な衰退局面に入っていく可能性があるということだ。人口が減れば、当然、経済成長率は落ちる。平成後期のいま、顕在化はしてはいないが、すでにその兆候は、見て見ぬふりをしながら日本中が感じはじめている。そうしたとき、この日本に現れるのが、『終身雇用』、『空気の支配』、そして、いまだに根強く蔓延している『ジャパン アズ ナンバーワン』という誇りと、奴隷道徳とが密接に混ざり合った『平成の奴隷道徳』とも言うべき、日本特有の国家的規模の奴隷道徳だ。皆が皆、敗北へ向かうと本当はわかっているのに、それを認めることができず、脳内で認知不協和をきたしながら自分勝手な道徳を作り出す、ポンコツおじさんの道徳とも言える」


テレビ東京/2018年3月21日放送
【脚本】
高橋弘樹
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嫌いな人を好きになる方法・第12話「苦し紛れのジャパン アズ ナンバー1世代」(最終回) [嫌いな人を好きになる方法]

「平成末期の日本は、有史以来の危機を迎えていました。清末明初、列強に圧され、現実に絶望した市民たちがアヘンに依存した、落日の上海にも似た光景が広がっていたのです。経済力、技術力、そのすべてにおいて日本がいまだに世界でナンバーワンだと、自己暗示にかかっては現実から目をそむける。そんな、あらゆる現実を、見て見ぬふりをする “自国礼賛 麻薬”  常習上司が蔓延していたのです。(中略) 事実を認めず、精神的勝利をおさめ続けるその末路は、そう遠くない破滅だと知れば、このあわれなクズ人間を少しは好きになれることでしょう」


テレビ東京/2018年3月20日深夜放送
【脚本】
高橋弘樹
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嫌いな人を好きになる方法・第10話「上まで持ち上げては落とす崖ドン上司」 [嫌いな人を好きになる方法]

「シャーデンフロイデ、ドイツ語で『害を喜ぶ』を意味し、日本語で『メシウマ』と訳される、人間の快感の一種です。平成時代後期、このシャーデンフロイデを引き起こす脳内の物質が科学的に解明されました。実はその正体は別名『愛情ホルモン』とも言われるオキシトシン――。(部下を持ち上げては落とす) “崖ドン上司” は、実は人一倍 深い愛情の持ち主(だったのです)。その愛する誰かとの関係をあなたが傷つけるのではと、怯えているだけだと理解できれば、好きになれるでしょう」


テレビ東京/2018年3月15日深夜放送
【脚本】
高橋弘樹
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嫌いな人を好きになる方法・第7話「恋愛禁止令を発動するクソジジイ」 [嫌いな人を好きになる方法]

「恋愛禁止を盛んに叫ぶ そのクズおじさんは、つまり、社内でさらりと恋愛できるあなたに嫉妬しているのです。(中略) 自分があなたより人間として低いのではないかと、常におびえているのだということを理解しましょう。モテなさすぎる孤独と不安で吠える か弱い犬、ヨークシャーテリアだと思って接すれば、恋愛禁止のウザすぎおじさんも、必ずや愛おしく思えることでしょう」


テレビ東京/2018年3月12日深夜放送
【脚本】
高橋弘樹
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嫌いな人を好きになる方法・第6話「どうしても見たい映画があると言い早退するバカ」 [嫌いな人を好きになる方法]

「勤勉――。(中略) ボストン・コンサルティング日本支社を設立したジェームズ・アベグレンは日本的経営の強さの秘密をこう説きました。しかし、それからわずか30年。落日を迎えた平成末期の日本には、有給やリフレッシュ休暇はすべて使い果たしたにもかかわらず、どうしても見たい映画があると言って、平然と早退する社員が登場したのです。しかも、この文明史上 例を見ない “ドヤ顔早退社員” は、日中、ひたすらネットサーフィンを繰り返していたため、急ぎの仕事を終えていないだけでなく『これが働き方改革だ』と声高に主張し、真面目に働くまわりの社員の士気をひたすら下げる、ウザすぎる特質まで備えていたのです」


テレビ東京/2018年3月8日深夜放送
【脚本】
高橋弘樹
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嫌いな人を好きになる方法・第4話「イメージ戦略としてのビジネス童貞ラバー」 [嫌いな人を好きになる方法]

「(こういう女は)一見、キラキラして見えても、自分にまったく自信がない。それゆれ、ひとを貶め、自分を優位に立たせ、さらに名声まで得ようと考える――。きちんとした周囲からの愛情や、なにかを成し遂げ自信をつける以前の未熟な状態・・・つまり、このクズは赤ちゃんだ、と思えば少しは好きになれるでしょう」


テレビ東京/2018年3月6日深夜放送
【脚本】
高橋弘樹
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嫌いな人を好きになる方法・第3話「説教中にスマホを見ると殴られるブラック会社」 [嫌いな人を好きになる方法]

「時代が変わる際、最も反逆的だと象徴されるもの、それはかつて最も忠誠的だったもの」


テレビ東京/2018年3月5日深夜放送
【脚本】
高橋弘樹
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