半分、青い。・第155話 [半分、青い。]
「人生は希望と絶望の繰り返しです。わたしなんか、そんなひどい人生でも、大した人生でもないのに、そう思います。でも、ひとには想像力があります。夢見る力があります。生きる力があります。明日を、これからを、どんなにひどい今日からだって、夢見ることはできます。希望を持つのは、そのひとの自由です。もうダメだと思うか、いや、いける。先はきっと明るいと思うかは、そのひと次第です」
NHK/2018年9月28日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第154話 [半分、青い。]
「わたしらは生と死の狭間に生きてる。みんな、そうや。ほいで、やがて死ぬ。いまは生きている。それだけ。生まれることも、死ぬことも、特別なことやないんやないかって。生まれることが めでたくて、死ぬことが悲しいってのは、乱暴なような気さえするんや」
NHK/2018年9月27日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第153話 [半分、青い。]
「日本では(この震災で)多くのひとが大変な目に遭ってる。亡くなったひともいる。行方不明のひともいる。不便な生活をしているひともいる。でも・・・。わたしたちに できることは、昨日と同じように今日を生きることだ。わたし、そう思ったの。あの大変なテレビの映像を見てて、わたしにできることは、昨日と同じように、もう昨日と違ってしまった今日を生きることだ。わたしたちは立ち止まっちゃいけない。前に進まないと」
NHK/2018年9月26日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第152話 [半分、青い。]
「あなたは(イジメから)逃げるのではない。正しい場所に行くんです。そして、する必要のない戦いだ。だから、場所を変える。手っ取り早い。(中略) そんな子がいるところに、通う必要はないです」
NHK/2018年9月25日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第149話 [半分、青い。]
「おまえは まだ子供だ。相手は(心無い教師で)頭でっかちの大人だ。おまえが到底 太刀打ちできる相手じゃないし、そんなものに太刀打ちする必要もない。(大人の相手は)お父さんに任せておきなさい」
「友達なんか いらない。媚びるな。自分でいろ。無理して みんなに あわせるな」
「友達は作るもんじゃない。自然とできるものだ。無理することないってことです」
NHK/2018年9月21日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第141話 [半分、青い。]
「鈴愛ちゃん、独特なとこあるから。普通、伏せるようなとこ、見せてくるから。でも、そういうところが、なにかを生み出せる部分じゃないかと思う。ひとと違うことって、普通の感覚と違うことって、なにかの種だよ。そこから花が咲く可能性がある」
「終わる恋より、始まらない恋のほうがいいのか・・・」
NHK/2018年9月12日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第138話 [半分、青い。]
「若いころは、気持ち 元気なときは、みんな、自由、自由って、そちらを向くけれど、こんな時代になって、自分も年とってくると、安定って、それだけでありがたいわよね」
「人生って、独りだと間違っちゃたけど、そのひとがいたから間違わなかった――ってこと、あるんじゃないかな」
NHK/2018年9月8日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第128話 [半分、青い。]
「弥一さんはまだ、目のつくところに(亡くなった)和子さんの写真を飾れないでいました。泣いてしまうからです。それでも、毎日をきちんとクリアしていこうとしていました。そう、弥一さんにとっては、毎日はクリアべきものとなりました。しんどいね。大変だね。でも、日にち薬だよ。絶対、だんだん、ラクになります
NHK/2018年8月28日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第127話 [半分、青い。]
「参加賞はエライ。だって、それをしようと参加したんだから。メダルを取ろうとしたひとしか、メダルは取れない。オリンピックに出ようとしたひとしか、オリンピックには出られない。メダルは空から降ってこない。自分で取りに行くんだ。そういう意味では、取ろうとしにいくだけで、それは価値がある」
NHK/2018年8月27日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第115話 [半分、青い。]
「(いまの繁盛が)一生に一度のことや(と思)ったら、そこで終わってまう。そういう調子のいいとき、攻めなあかん。調子のいいとき、調子に乗らないで、いつ調子に乗るの」
NHK/2018年8月13日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第111話 [半分、青い。]
「おうちは一つです。あのね、ムーばあばが教えてくれたんだよ。鳥たちは、地球が家。自由に飛んで、どこでも おうち。パパもカンちゃんも、このひとつの地球の上に住んでます。みーんな一緒。大きな おうち。だから、全然さびしくないんだよ。カンちゃんが『パパ』って思うと、必ずパパが『なーに、カンちゃん』って思うって約束したもん」
NHK/2018年8月8日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第106話 [半分、青い。]
「鈴愛ちゃんは愛しいし、カンちゃんは可愛すぎる。それで、自分がいっぱいになる。それで、自分は終わる。ぼくはこの映画を成功させたい。これ1本で終わりたくない。映画監督なんて、何万人のひとが憧れて、ひとりしかなれないような特別なものになるには、普通の幸せの場所にいたらダメだと思う。あ、ぼくはダメだと思う。よほど力のあるひとは、両方を人生において持てるだろうと思う。ぼくはムリだ。(だから、家族を捨てる)」
NHK/2018年8月2日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第105話 [半分、青い。]
「(心を奪われるなら)女のほうが まだよかったかもな。熱は冷めるし、むこうから見捨てられるかもしれん。夢はなーんにもしてこんもんなあ。来る者は拒まず、去る者は追わず。夢はなーんにも責任とってくれん。罪が深いわ。麻薬と一緒や」
NHK/2018年8月1日放送
【脚本】北川悦吏子
半分、青い。・第100話 [半分、青い。]
「人生ってさ『ああ、あのとき、ああしてればよかった』とか、『あれをやっとけばよかった』って後悔するっていうでしょ。そういうの、わたしも鈴愛もないんだよね。ちゃんと挑戦して、そして、ちゃんと『おまえじゃダメだ』って、マンガの神様に言われた。そう、プライド、ズタズタ。傷つく。へこむ。でもさ、それが生きるってことじゃない? 怖いけど・・・傷つくの怖いけど、『おまえじゃダメ』って言われるの怖いけど、欲しいものに手を伸ばすのが、生きるってことじゃない?」
NHK/2018年7月26日放送
【脚本】北川悦吏子