Missデビル 人事の悪魔・椿眞子・第10話(最終回) [Missデビル]
「父は愛情と喜びをもって仕事に臨んでいました。ホテルアックスはそれに値するだけの職場だった。ひとがそういう場所にめぐり会えたことは、とても貴重で、とても幸せなことです。失ったことだけを見て不幸と断定するのは、彼にあまりに失礼すぎる」
日本テレビ/2018年6月16日放送
【脚本】山浦雅大
Missデビル 人事の悪魔・椿眞子・第8話 [Missデビル]
「あなたは優秀ゆえに、ミスを認めない。それがまた次のミスにつながり、やがて取り返しがつかなくなる」
「お父さんはね、どんな茜ちゃんでも、大好きなんだよ。愛してるんだよ。茜ちゃんが どんだけ お父さんのことを嫌っても、どんだけ 悪口 言っても、そんなの お父さんには関係ないの。茜ちゃんが怪獣だろうが、宇宙人だろうが、関係ない。親ってね、そういう生き物なんだよ」
日本テレビ/2018年6月2日放送
【脚本】山浦雅大
Missデビル 人事の悪魔・椿眞子・第7話 [Missデビル]
「あなたはなにも持ってない。だったら、せめて勇気を出しなさい」
「やるからにはトップを取りたい。それだけの単純なことです。頑張れば可能性があるのに やらないのは、ただの怠惰です」
「かつて、やる気にあふれたビジネスマンは、24時間――と言ったら大袈裟ですが、それこそ寝る間も惜しんで、必死に働いた。成果を出せば、みんなが称賛してくれたし、自分も充実感に包まれた。ですが、いまは まったく違う風が吹いている。働き方改革という大層な名前がつけられて、国は『働くな、働くな』と言ってくる。本音を言えば、国民は大いに混乱している。そうではありませんか、伊東人事部長。教えてください。エジソンは、アインシュタインは、マハトマ・ガンジーは、土日は休ませてくれと、自分の都合で早退したいと言いましたか。いいや、言っていない。彼らが寝る間も惜しんで必死に働いたからこそ、いまの豊かさが、人類の進歩があるんです。悲しいことに、あなた方はそれを忘れているようだ。こんな世の中で結果を出したいと思えば、もっと働きたいと思えば、こうする(残業アジトを作る)しかないんですよ。(中略) わたしは心配してるんですよ。うわべだけの、中身の伴わない改革が日本を覆い尽くすとき、この国は亡びるでしょう」
「命を犠牲にしてやる仕事など、存在しません。どんなに偉そうな御託を並べても、あなたは いちばん大事なことがわかっていない。それは、ひとは仕事と対等であるべきだ、ということです。ひとが仕事に飲み込まれたとき、その先には悲劇しかない」
日本テレビ/2018年5月26日放送
【脚本】山浦雅大
Missデビル 人事の悪魔・椿眞子・第5話 [Missデビル]
「ただ寄り添ってやればいいさ。寄り添って、一緒にその気持ちを背負ってやれ。苦しみだって なんだって、半分になるって言うだろ。それができるのが、親友ってことだ」
「自分が有利なまま(勝負を)中断しておくのは、なかなか楽しいものです」
日本テレビ/2018年5月12日放送
【脚本】山浦雅大
Missデビル 人事の悪魔・椿眞子・第1話 [Missデビル]
「現在、何者でもない あなた方ですが、唯一にして最大の権利を持っています。それは何でしょうか。自らの意思で会社を辞めることです。その権利を確保することで、あなた方は初めて会社と対等になれる。退職願とは、いわば会社における あなた方の遺書。まずは その死に方を学んでください」
「あなた、おっしゃいましたよね。(中略) 会社に新しい風が吹くことは、悪いことではないって。でもまあ、風にはねえ、山からの澄んだ空気を運んでくる心地よい風もあれば、海からの冷たい風が稲穂を枯らしてしまうこともあるよね」
日本テレビ/2018年4月14日放送
【脚本】山浦雅大