タリオ 復讐代行の2人・第7話(最終回) [タリオ]
「ひとっていうのは、誰かを幸せにすることで、自分も幸せになれる――。きっと、そんなふうにできてるんじゃないかなと思うんだ」
「あれは ひとを心配している人間の言葉じゃなく、脅している人間の言葉だ」
「正義とは悪を倒すことじゃない。みんなを幸せにすることだ」
NHK/2020年11月20日放送
【脚本】蒔田光治
タリオ 復讐代行の2人・第6話 [タリオ]
「復讐代行といっても、うちは殺し屋じゃない。(道徳の話ではなく)経済のお話です。報酬に対してリスクが高すぎる」
「現代人は いつからか、ネットに自ら進んで個人情報をさらすようになりました」
「やられた分だけ、やり返すなんて、人間は感情まかせの動物じゃないんですよ。法律はもっと理性的でないと」
「先に片目をつぶされた側は、両目をつぶさないと気がすまない。しかも、それで終わりじゃない。両目をつぶされた側は、復讐するなら両目だけでなく、全部の歯を折るぐらいしないと気がすまないだろう。そんで、そん次は・・・。もう言わなくても わかるだろ。人間の復讐心は、同じだけじゃ満たされない。やられたことを上回る仕返しをして、ようやく気が晴れるんだ。『目には目を、歯には歯を』ってのは、『感情まかせに復讐しろ』って法律なんかじゃ なかったんじゃないか。逆に『復讐するなら、同じまでにしとけ』って、おまえが言うところの理性的な法律だったんじゃないか。本当に感情にまかせることを許したら、終わりなく応酬し合って、果てしなく拡大していく。それが復讐ってもんで、人間という動物の習性なんだ」
「世界がアンフェアなのは間違いない。ただ、それ以上に人間て生き物はアンバランスだ」
「復讐心を抱えたまま生きるには、エネルギーがいるんだ・・・人生まるごとムダにするほどのな。ほっといても、たいてい途中で(憎しみを)手放すさ」
NHK/2020年11月13日放送
【脚本】徳永富彦
タリオ 復讐代行の2人・第2話 [タリオ]
「直接『おまえの家に火をつけに行く』と言ったら、それはたしかに脅迫になる。でも、『火を操る能力を神から授かった』と言って脅せば、バカらしすぎて脅迫罪は成立しない」
「こういう(経営指南の)本を何冊も出している人間は、たいてい詐欺師です。本当にうまくいくなら、一冊 出せば済むはずでしょ」
NHK/2020年10月16日放送
【脚本】蒔田光治
タリオ 復讐代行の2人・第1話 [タリオ]
「(体を痛めつけながら勉強する――)これは忍者の記憶術。ひとは痛みと共に覚えた記憶を忘れない」
「やつは金と権力でひとを動かしてるだけだ。本当の味方なんて、誰もいない」
NHK/2020年10月9日放送
【脚本】蒔田光治