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閻魔堂沙羅の推理奇譚 ブログトップ

閻魔堂沙羅の推理奇譚・第8話 [閻魔堂沙羅の推理奇譚]

「わたしにとって、死者復活のゲームとは、人間の可能性への確認。ひとは背負った運命、宿命や業に対して、どれだけ  あらがうことができるのか――。人間は弱くもあれば、強くもある。立ち向かう者もいれば、逃げ続ける者もいる。過ちを重ね、大切なことを見失い、限りある生を浪費し、やがて死をむかえる。そして、あなたたちはこの場所にやって来る。その人生にふさわしい審判を下される。ここでは、犯した罪は必ず裁かれるのです・・・人間の世界とは違って、確実に」



「みんなが敵に思える――。それが あなたの生き方の、最大の間違いです」



「あなたは人殺しの娘という世間からの逆風に負けまいと、気を張って生きてきた。しかし、理解すべきです。自分のことを認め、助けようとする人間がいることを」


NHK/2020年12月19日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】木元哉多
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閻魔堂沙羅の推理奇譚・第4話 [閻魔堂沙羅の推理奇譚]

「あたし、ホントはバドミントンなんて興味なかったんだよ。父親が元選手で、3つ上の姉もやってたから、なんとなく わたしも始めただけ。大会で勝てばうれしかったし、チヤホヤされるのも気分がよかったから選手になったの。でも、世界を目指しはじめてから、少しずつ怖くなってきた。努力しなきゃ勝てないし、努力しても勝てないかもしれない。いい気分でいられる場所を失うのがイヤだった。南緒なおや ほかの選手に追いつかれるのが許せなかった。でも、『だから、やめる』って言い出す勇気もなくて・・・。(ケガをした)あのとき、やっぱりホッとしてたんだと思う。逃げ出す言い訳ができたから」



「重要なのは、勝ったか負けたかではなく、(負けるかもしれない)その恐怖に正面から向き合い、戦ったか否か。負け犬だなんて、ずうずうしい。あなたは ちゃんと負けることすらできなかった、ただの臆病者です」



「のろまなカメが勝てるのは、ウサギがサボってるときだけだよ」


NHK/2020年11月21日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】木元哉多
注)2段目:実際の台詞は 「あなたは負け犬だなんて、ずうずうしい。ちゃんと負けることすらできなかった、ただの臆病者です」 でしたが、こちらの判断で 「あなたは」 の位置をずらしました。
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閻魔堂沙羅の推理奇譚・第3話 [閻魔堂沙羅の推理奇譚]

「あなたは自分の才能におぼれて努力をしない自堕落な振る舞いを装ってきた。でも、本音は逆。練習嫌いも、スポーツ選手としての摂生を怠ってきたのも、すべては負けたときの言い訳が欲しかったから。あなたは ただ臆病なだけ。自分の才能の限界を知るのが怖かった。だから、一年半前、膝の靱帯を切ったときも、あなたはホッとしたんです。負けて みじめな姿をさらすより、ケガで引退したほうがプライドを保てるから」


NHK/2020年11月14日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】木元哉多
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閻魔堂沙羅の推理奇譚・第2話 [閻魔堂沙羅の推理奇譚]

「最近、現世では外部の責任にばかりに目を向けようとする輩がいるでしょう。『親ガチャにハズレた』とか言って。そういう人間は、どれだけ恵まれた環境を得ても、同じように文句を言うんです。もっといい環境があったはずだ。もっといい親のもとに生まれれば違ったはずだって。人間は生まれながらにして不平等――。環境や親によって与えられる試練が異なるのも当然。しかし、そこに立ち向かうこと、自分がいま手にしているものに、ハズレなどないのだと知ること。それが生きることですよ」


NHK/2020年11月7日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】木元哉多
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閻魔堂沙羅の推理奇譚・第1話 [閻魔堂沙羅の推理奇譚]

「迷惑はかけてるけど、バカにはされていない。ヘマが多くても、周囲の人間から愛されている――。それは、あなたの真面目さや、誠実さを、みんなが評価しているからです。(中略) 努力もせず、不満ばかりを言い、周囲に感謝の念を持たない人間を、誰も助けたりはしません」


NHK/2020年10月31日放送
【脚本】
古家和尚/【原作】木元哉多
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