ドリームチーム・第7話 [ドリームチーム]
「そういうピンク(のものを身につけるの)は、わたしは20代までだったかな。ピンクは女のひとに年齢 突きつける色だよね」
「子供はただ母親に幸せでいて欲しいんです。楽しそうに、笑ってて欲しい。多分 それだけで(いいんです)。チームですから・・・親子は最初のチームなんですから」
「この年になって、誰かに恋するなんて、自分でも信じられなかった。でもね、ただそれだけで幸せで、こう、なんていうか、世界が温かなピンク色に染まっていくんだ。(中略) 佳恵さんと幸せになりたいという、ぼくの欲に正直に、ぼくはきみにプロポーズしたんだ。心まで老いたくない」
「人生って、思いがけないことが起きるものだ・・・。なんて、自分の人生の評論家になっちゃいけない。死ぬまで、ぼくはぼくの人生のプレイヤーなんだ」
NHK/2021年3月5日放送
【脚本】吉澤智子
ドリームチーム・第6話 [ドリームチーム]
「自分で自分を評価するのは、とても難しい。自分自身の正体を教えてくれるのは、案外、他人だったりする」
「嫉妬って、どんな恋愛音痴にも標準装備されている、恋のバロメーターですよ」
NHK/2021年2月26日放送
【脚本】吉澤智子
ドリームチーム・第5話 [ドリームチーム]
「自分が幸せだったり、夢中になれることがあるときは、ひとのことなんか気にならないんですよ。茜のためにアカウント作って嫌がらせって・・・。生産性ゼロなことにパワー注げるあなたも、充分、不幸です・・・はたから見たら。もし、茜の間違いを成敗してるつもりなら、あなたこそ独善的」
「ほとんどのひとがね、毎日、つまんないことして働いてんの。朝 起きて、職場に合う化粧して、きっついストッキング履いて、満員電車 乗って。で、商品 並べて、破棄して・・・。でも、そういう ウチらみたいなOLのおかげで、あんたも生活できてんの」
「わたしも大橋さんのこと『ばーか』って思ってるよ。思うけどさ、思うのと、言っちゃうのは、違うでしょ。思うのと、わざわざ(SNSに)書き込むのも、全然 違う。そういうことするのって、たいてい実力で勝負できないやつだったから、バスケだと。裏でカッコ悪いことしたくないんだよね」
「正しいことを、正しい場所で、突っ張るのは難しいですから。安全な場所から正しいことを言うのってのは、ズルいでしょ。矢面に立って、突っ張ってこそ男・・・いや、女」
「ひとはね、60過ぎたからって、急に年寄りに ならないの。二十歳になったときも、40になったときも、もっと大人になってると思わなかった? 60になっても一緒。自分が年寄りなんて信じられないし、ひとを好きにもなる」
「マネされてダメになるようなら、もともと(このキッチンカーは)ビジネスとして成立してないということです。ブームを定着させられなかったのは力不足。挽回する手立てがないなら、傷が浅いうちに廃業したほうがいい。顧客が手に取って買うまでのジャーニーを描けてるのか。ゴシップでバスったは、本来のターゲットにリーチしてるのか。この店独自のサービスはあるのか・・・」
「大人も思ってるより大人じゃなくて、ただ どんどん “古い少女” になっていくだけなのかもしれない」
NHK/2021年2月19日放送
【脚本】吉澤智子
ドリームチーム・第4話 [ドリームチーム]
「妻は夫のことを永遠に待ってるわけじゃないの。妻の・・・わたしの気持ちだって、すり減ってくんだよ。(中略) 風邪ひいて『うつすなよ』って、背中 向けられる度に、自分で買ってきたチーズの代金を『食費だ』って、わたしの財布から抜く度に、ちょっとずつ あなたを あきらめてった。(わたしのことが)いちばん大事なら、大事にしてくれなきゃ伝わんないよ」
「お節介って、勇気のある優しさですよね」
「親子も人だからさ、好きなときがあったり、嫌いなときがあっても、いいんじゃないかな」
「年を取ると、夢は見るもんじゃなくて、手伝うもんなんですよね」
「メイク、教えてあげようか。なんか、ちょっと顔 古いって思ってたんだよね。メイクって、そのひとの全盛期で止まりがちなんだって」
「誰だって間違えることはあります。だから、間違えたと思ったら、やり直せばいい。世間とか、マスコミに騒がれて、いまいる場所で死亡しても、また別のところで生き返れば。勝手に騒いでる外野のひとたちが、人生、責任取ってくれるわけでもないし」
NHK/2021年2月12日放送
【脚本】吉澤智子
ドリームチーム・第2話 [ドリームチーム]
「幸せになってやろうって思ったんだけど、幸せって、なるものじゃなくて、感じるものだったんだって、最近(わかった)」
「愚痴 言わないって、正しいけど、苦しい」
NHK/2021年1月29日放送
【脚本】吉澤智子
ドリームチーム・第1話 [ドリームチーム]
「泣く子より、泣くのを我慢してる子のほうがツラいって、なんで夫は・・・わたしの選んだ男は、わからないんだろう」
「ひとの機嫌とるために、自分 削ってたら、自分が消えてなくなっちゃうよ」
「あんたね、この名刺のおかげで、この子が言うこと聞いてんの、わかってる? わかってない? どっち? わかってないなら、バカ。わかってるなら、ひとでなし」
「 “必要なもの” より “大事なもの” ってあるでしょ」
NHK/2021年1月22日放送
【脚本】吉澤智子