出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと・第9話 [出会い系サイトで70人と実際に会って]
「じいちゃん、言ってたのよ。『選択に迷ったら、バカなほうを選べ』って。じいちゃんなら、絶対、こっちの選択をした わたしを笑って、『うちの孫はカッコいいなあ』って自慢する。だから、(じいちゃんの)通夜には行かない代わりに、知らないひとに本をすすめまくるっていうバカなほうを選択する」
WOWOW/2021年5月21日放送
【脚本】舘そらみ/【原作】花田菜々子
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと・第8話 [出会い系サイトで70人と実際に会って]
「医者の息子が(決められたレールから外れたくて)、学生のときに ちょっと反対されながら世界一周に行くとか、それはそれで、よくありそうな ひとつのレールにも、わたしには聞こえる」
「他人にとっては よくありそうな選択でも、本人には勇気ある選択なんだと、いまの わたしは やっとわかる」
WOWOW/2021年5月14日放送
【脚本】舘そらみ/【原作】花田菜々子
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと・第5話 [出会い系サイトで70人と実際に会って]
「楽しいところに、どんどん行けばいい。世界は広いんです。どこにでも行っていい。いま いるところに留まって、かわいそうな女のひとのフリしてません?」
WOWOW/2021年4月23日放送
【脚本】舘そらみ/【原作】花田菜々子
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと・第4話 [出会い系サイトで70人と実際に会って]
「ひとをねたんだり、悪口を言ったり・・・そういうのがなくて、突き抜けた明るさっていうか、そういうひとになってみたい」
「普通の(食事の)誘いなのに、自分の心が動いてるからこそ、この提案に乗るかどうかは、大きいことのような予感がした」
「(このひとは)誰にでも明るくて、友達になれるひと。深く人生を考えたりしないひと。楽しいことしかできないひと(中略) ゲームして、バカ話して、突然 現れた夏休みみたいな時間(を与えてくれる)。気軽で、どこか永遠に続きそうで、なんだかポーっとする。子供みたいな顔で笑うなあ。嘘なく楽しそう」
「やばいねえ、やっぱ江國香織は。登場人物、誰に移入しても悲しい。江國さんはさ、悲しさの価値みたいのを信じてんだろうね。だから、読んでどれだけ悲しくても、絶望は感じない」
WOWOW/2021年4月16日放送
【脚本】舘そらみ/【原作】花田菜々子
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと・第3話 [出会い系サイトで70人と実際に会って]
「『えー、年収5000万? すごーい』などと言えず、5000万かよ、せめて・・・せめて1000万とでも言ってくれていれば、まだ信じようと思うことは できたかもしれないのに。そんな・・・5000万? 5000万はちょっとフォローできないじゃないか」
「涙が出そうになる。喜んでもらえないって、こんなに悲しいんだ」
WOWOW/2021年4月9日放送
【脚本】舘そらみ/【原作】花田菜々子
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと・第2話 [出会い系サイトで70人と実際に会って]
「客が言うタイトルっていうのは、だいたい間違ってるんだから、その通り探したら、そりゃ時間がかかるよ」
「(このひとは)上品で、ピュアで、とても変なひと――。変だけど、アピールをしてこない、生粋の素敵な変なひとだ」
WOWOW/2021年4月2日放送
【脚本】舘そらみ/【原作】花田菜々子
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと・第1話 [出会い系サイトで70人と実際に会って]
「ふたりとも結婚にあんまり むいてなかった気がします。だから、少し夫婦仲が崩れたとき、修復しようっていう執着が、お互い湧かなかったのかな」
「ひとに、普通に迷惑をかけられるひとって、ある意味、すごいんだよなあ」
WOWOW/2021年3月26日深夜放送
【脚本】舘そらみ/【原作】花田菜々子