らんまん・第18話 [らんまん]
「名もなき草らは、この世にないき。ひとがその名を知らんだけじゃ。名を知らんだけじゃなく、毒があるか、薬があるか、その草の力を知らん。どんな草やち、同じ草ら ひとつもない。一人ひとり みんな違う。生きる力を持っちゅう。葉の形、花の色・・・そして、どこに生きるか。天が お決めになったがかは知らんけんど、まっこと よう出来ちゅう」
NHK／2023年4月26日放送
【脚本】長田育恵
らんまん・第11話 [らんまん]
「峰屋の酒は、深尾のお殿様のために お造りしていた献上品。お殿様の お口に合うた酒じゃ。それを、よその知らんモンが勝手に品定めするら、品がない。（博覧会など）下劣な催し物じゃ」
「これ（博覧会）は見せ物じゃない。順位を競うことで、産業全体の切磋琢磨を図ろうとしゆうがじゃ。（中略） こりゃあ、峰屋の酒が知られる機会でもある。御一新から13年、『峰乃月』は いつまでも殿様の酒じゃ おられんき。これからは、日の本じゅうへ届けていかんと」
NHK／2023年4月17日放送
【脚本】長田育恵
らんまん・第10話 [らんまん]
「この先の世は、ますます身分ら のうなっていく。身分が消えたとき、なにが残ると思う。己じゃ。自分が何者か、ひとはそれを探していく。学びは その助けになる。世の中は変わり続けゆうけんど。だが、いたずらに振り回されてはいかん。道を選ぶがは、いつも己じゃ」
「心が震える先に金色の道がある。その道を歩いて行ったらえい」
NHK／2023年4月14日放送
【脚本】長田育恵
らんまん・第８話 [らんまん]
「森羅万象には理由があるぞ。草花は季節ごとに生える。なんで そうしゆう？ そもそも、季節とはなんじゃ？ なんで朝と夜がある？ 花は なんで匂う？ 実は なんで落ちる？ 草花は 各々 好んだ場所に生える。なら、なんで山があり、川があるがか？ 川は海となるが、海の向こうには なにがあるか？ （異国がある）なら、異国を知るにはどうしたらえい？ 槙野、草花は当然 異国にも生えちゅう。異国は地理も、気候も、言語も違うぞ。どうする？（中略） 好きに学びや」
NHK／2023年4月12日放送
【脚本】長田育恵
らんまん・第７話 [らんまん]
「いまは世の変わり目。武士の子らは、それが よう わかっちゅう。嫌でも変わらざるを得ん。この先は、ただ己の才覚によってのみ立たんといかんと、骨の髄まで わかっちゅう。おまんも、しきたりに とらわれんと。いまこそ変わるときなんじゃ」
「おまんは たしかに体は弱い。けんど、心まで弱いままじゃ いかん」
NHK／2023年4月11日放送
【脚本】長田育恵
