THE TRUTH・第４話（最終回） [THE TRUTH]
「ある新しいサービスが はじまりました。アプリですね。それが できることで、わたしは一瞬 便利になったような気がしました。けれど、それは よく考えると いままで気づかなかった不便に気づかされただけで、『その不便を取り除きたかったら、いくら払いなさい』と、そんな構造だったと気がつきました」
「この世界に、笑っていけないものなどない。政治が道を間違えるとき、権力が絶望を連れてくるとき、『笑い』は小さいけれど、立ち向かう ひとつの武器になる」
テレビ東京／2023年12月26日深夜放送
【脚本】高崎卓馬
THE TRUTH・第３話 [THE TRUTH]
「（AIのような）人間のキャパシティを越えた道具は、もしかしたら 便利という顔をして、わたしたちの中にある大切なものを奪ってるのかもしれません」
「人間とは おかしな生き物です・・・欲が深くて、その欲を正当化しようとして。もしかしたら、人間とは欲のことで、その欲が肉体を持ってるだけなのかもしれません。それを認めないから、こじれて。それを認めないから、嘘をついたりして。それで、他人を攻撃したりして。まず、認めるのはどうでしょう・・・自分は欲が深い生き物だと」
テレビ東京／2023年12月19日深夜放送
【脚本】高崎卓馬
THE TRUTH・第２話 [THE TRUTH]
「わたしたちの人生は時間が限られている。その限られた時間を、どう使うか。それはとても重要です。でも、タイパが悪いものが すべて不要なものか、疑問も残ります。なにも得るものがない時間も、人間には必要な気がします。効率と幸福の尺度は違うのでないでしょうか」
テレビ東京／2023年12月12日深夜放送
【脚本】高崎卓馬
THE TRUTH・第１話 [THE TRUTH]
「（私人逮捕系ユーチューバーも、暴走族も）彼らは満たされない自分を満たそうとしている。方法は違うけれど、動機は似ています。そして、それぞれの正義があるけど、その正義は外から見ると、少しおかしい。（中略） 彼らが おかしいのではなく、おかしな彼らを生んでいる わたしたちのほうが おかしいってことは ないでしょうか」
「正しければ、なにをしてもいいという この時代――。なのに、本当に間違ってること、巨大な悪に対して、それは まったく機能してるように思えません。政治のことを語ると、ひとが遠のくのは なぜでしょう。不倫のことを語ると、ひとが集まるのはなぜでしょう。あなたが正しさに酔って、SNSを使って、なにかをさらし、叩くとき、本当に叩くべきものを、本当に直すべきものを、隠してしまってはいないでしょうか。わたしたちメディアも同じです。考えなくてもいいことを、考えてしまう」
テレビ東京／2023年12月5日深夜放送
【脚本】高崎卓馬
