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悪魔の弁護人・御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲~・第1話 [悪魔の弁護人・御子柴礼司]

「いつの世も、ヒーローとヒールは お茶の間の人気者だ。だが、たいていの場合、報道時点でヒールは塀の中だから、その代理人がスポットライトを浴びることになる」



「刑事や検察官には嘘を言ってもいい。だが、(弁護人の)わたしにだけは真実を話してくれ・・・・洗いざらい、なにもかもだ。拘置所を出るまでは、あなたの味方は世界中でわたししかいない」



「秩序ってのは、いったい誰が作るもんだと思う? (法律か?)惜しいな。法律ではあるんだが、その中の罰則こそが秩序安寧の根幹なんだ。どんな悪事もいずれは露見し、裁きを受けた上で、相応の罰が与えられる――。その認識こそが、秩序に直結してんだ。だから、われわれ(検事)はどんな罪に対しても寛容であってはいけない」



「求刑通りの判決ってことは、裏を返せば、もうすこし厳罰にすべきだっていう、裁判所の見解なんだ」



「わたしが家の中を調べてるあいだ、子供の相手をしておいてくれ。理屈が通じない相手は嫌いだ」



「法廷で裁かれるべきは、動機ではなく、行為のはずです」


フジテレビ/2019年12月7日放送
【脚本】
泉澤陽子/【原作】中山七里
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