「大人が涙もろくなるのは、人生経験を積んだ証拠とも言われている。目の前の出来事に、自分の思い出を重ね合わせることで、若いころより ひとの気持ちに深く寄り添えるそうだ」



「靴底 減らして、足で稼いだ経験が、いちばん汗をかいて探したやつに(真実を)見つけさせてくれると、オレは信じてるんだから」



「罪を犯したひとを かばっても、それは助けたことにはならない」



「『もう大丈夫。ここからは、よくなる一方』――。頑張ってケガした人には、こう言うと、治りが早くなるって聞いたんです」



「アフリカの雨乞いが100パーセント当たるというのは、なぜか。それは雨が降るまで、待ち続けるからだ。つまり、未来は変えられる。部下に『きみならできる』と言い続け、成長を導くのもリーダーの役目だ。 “いま現在” と “理想の未来” の順番を逆にして伝えれば、それまた予言となる。だが、リーダーにとって最も重要なのは、もし、その勘がハズレて失敗に終わろうとも、部下のハシゴは絶対に外さない(ことだ)」



「刑事の仕事は現場百遍 。同じ時間に、同じスピードで歩いていれば、なにかが見えてくると、先輩たちがそう言ってた」


テレビ朝日/2020年4月16日放送
【脚本】神田頼男