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さくらの親子丼3・第7話 [さくらの親子丼]

「やり直すための復讐なんて、あり得ない。復讐は自分が死ぬつもりでやるんだ」



「ハチドリの家にやってくる子は、なにも特別な子じゃないんです。どこにでもいる子なんです。(中略) でも、あの子たちは不幸にも、人生で一度も大人に大切にされたことがありません。だから、自分の心の扉を閉じてしまったんです。ハチドリの家に来た子供が、あたしに言ったことがあります。ここにいると風の音が聞こえる。雨の音が聞こえる。夕食の匂いがする。景色に色がある。木洩れ日ってきれいだね。初めて空を見たよ――って。あたしたちが普通に感じてること、誰もが当たり前に感じてることを、その子は なにも知らないまま、大人になろうとしてたんです。子供シェルターは、そういう当たり前のことを感じられるようにしてあげる場所です。あの子たちは悪魔でもない。怪物でもないです。もう普通の子供たちなんです」


フジテレビ/2020年11月28日放送
【脚本】
清水有生/【原作】清水有生
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