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嫌われ監察官 音無一六・第1話 [嫌われ監察官 音無一六]

「警察官が警察官であるという理由だけで、かばわれたり、処分が勘案されたりすることは、絶対にあってはなりません。法により強い権力を与えられた警察官だからこそ、仮に過ちを起こせば、一般市民よりも厳しく罰せられなければならない。それこそが、全国23万人の警察官が唯一、心に刻み込んでいる誓いなのですから」



「官僚には、自らが生きた時代を形にして残す本能のような義務感があると聞いたことがあります。箕田みのださんほどの方なら、たとえ表に出せない不都合な真実があったとしても、必ず(文書を)残しておかれると、あたしは信じています」



「犯罪捜査は、ある意味、よごれ仕事です。百戦錬磨の犯罪者と対峙する現場の刑事たちに100パーセント無垢であることを求めるのは、理想論にすぎません」



「ひとが一度、犯罪や悪の誘惑という濁った水に足を踏み入れれば、その毒は周囲の人たちや、所属する組織さえ蝕んでしまう」



「水が濁るのは、いわば必要悪です。わたしなら多少 濁っていようが、使えるものは使う。そのほうが国民のためになると思いませんか。濁った水のうち、目に余る部分だけをすくい取り、警察という組織には自浄能力があると、世間にアピールする。それがわたしの理想とする監察官の仕事です」



「天職ってのは、親からでもなく、他人からでもなく、まして天から与えられるものでもない。自分の心の底から納得できる仕事――。それが天職」


テレビ東京/2022年5月6日放送
【脚本】
戸田山雅司/【原案】酒井直行
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