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グランマの憂鬱・第1話 [グランマの憂鬱]

「(隣りの家の木が邪魔だと言って、争ってるおまえたちを見て)木が笑っとるよ。おらのほうが長生きだ。おまえらが おっんでも、毎年 毎年、赤い実をつけてやる。花を咲かせてやる。あっかんべーってな」



「春は桜、秋は柿。実を結ぶときだけが大事なんじゃない。夏も冬も楽しんで、人生なんぼだ」



「年寄りって言われたら、小娘って言い返すしかないね」



「おまえさんの年ごろで、友達、友達って、必死になることはないよ。友達なんてさ、もっと年を取ったら、気がついたら隣りにいるもんだ。(中略) 友達なんて、ひとりいりゃ いいってもんさ」



「ひとに求めるなら、自分たちも律する。それもしないで口ばっかり出すから、老害なんて言われるんだ。あたしゃ、死んでも そんなババアには なりたくないね」



「信念(を持ってものを言うこと)は立派だ。でもね、この子たちの未来に、あたしら もういないんだ。時代は、その時代を生きていくひとたちが作っていく。あたしら年寄りの役目は、その若いひとたちを信じて、その道を譲ってやることさ」



「嫁と姑が仲良くなる必要なんてないんだよ。うまくいってる程度で良し。そうしなくちゃ。かわいい孫に気苦労かけるなんぞ、本望じゃないでしょ」


フジテレビ/2023年4月8日放送
【脚本】
森脇京子/【原作】高口里純
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