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東京貧困女子。 -貧困なんて他人事だと思ってた-・第3話 [東京貧困女子。]

「(うちの父親は)殴りゃ、なんとかなると思ってんすよ。結局、支配しないと関係性 作れない、みたいな人間なんすよ。母親は完全に洗脳されてて、まあ、止めに入ったら自分が殴られるんで、なかなか動けないんじゃないすか。(中略) 金より、父親と離れるほうが大事っすね。次 会ったら、たぶん 殺しちゃうと思うんで。それぐらい許されんだろってレベルの人間なんで、あいつ」



「血縁者っていうのは、共同体として機能して、初めて存在意義を得る。機能してない血のつながりに、大きいも、小さいもない」



「川上さんの援助はお姉さんにとっても よくなかった。川上さんが扶養を拒否していれば、お姉さんは入院なり、生活保護なり、必要な福祉を受けられたろうに・・・川上さんの中途半端な介入のせいで、セーフティネットからこぼれ落ちた。(親族には扶養義務があるというが)それは あくまで扶養する側にゆとりがある場合だ。娘さんの人生を犠牲にしてまで、お姉さんの面倒を見る義務は、川上さんには なかったんだよ」



「日本では『家族を大切に。親は敬い、感謝しろ』と、しつこく教え込まれる。そりゃ、家族を大切にするのは かまわない。でも、そこには『自分を犠牲にしてでも』という枕がついてくる。それが美徳だと教えられるんだ。そもそも、親族の面倒を見る余裕すらない人間を大量に生み出したのは、社会の問題だ。それを個人の道徳や倫理の問題にすり替えて、罪悪感を負わせるのは間違ってる」


WOWOW/2023年12月1日放送
【脚本】
高羽彩/【原作】中村淳彦
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