不適切にもほどがある！・第２話

「『（ひとりで抱え込まないで）オレにできること（があったら）』って おっしゃいますけど、おまえに なにができるか、わたし おまえじゃないから わかんないし、いま このシチュエーションで おまえに なにが できるだろうって考えるミッション、新たに生まれてるし。そもそも、おまえにできることって、ほぼほぼ わたしにも できることで、おまえにできて、あたしにできないことなんて、実際 そんな ないし。それが 果たして おまえさんが やりたいことなのかっていう問題もあるよね。おまえさんができることを、おまえさんに頼んで 嫌な顔されたときの むなしさを考えたら、（ひとりで抱え込んだほうがラク）」

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「（仕事を）楽しむのって、強制ですか。楽しまなきゃいけないっていうストレスで、今日一日 ツラかったんですけど」

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「あんたが いまして欲しいことが、オレにできることだよ」　

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「そもそも、働き方ってなんだよ。働き方って、がむしゃらと、馬車馬以外にあるのかね。（中略）　定時で帰るのは強制ですか。冗談じゃない。働き方ぐらい、自分で決めさせろ」

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「時代に合わせなきゃダメかね？　昭和、昭和って、まるで昭和が悪みたいに言うけどさ、少なくとも景気は いまより良かったぜ」

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「あんたは正しいだけで、心がない。（中略）　あんた、AIっすか。夫GPTなんすか」

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「（あたしは）子育てに不向き？　わかってるわ、そんなこと。不向きだけど、やんなきゃだし、やりたいし。不向きだと思うんだったら、（夫のあんたも）やってよ。できることじゃなくて、やって欲しいことを」

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「正論を振りかざす相手を、極論で翻弄しつつ、周囲に考えるきっかけを与える あなたのロジック、実にお見事でした」

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TBS／2024年2月2日放送
【脚本】宮藤官九郎