理想の息子・第10話（最終回） [理想の息子]
「この年で結婚って、お金とか、若さとか、わかりやすいプラス要素が（相手に）なければ、（他人は）理解できないだろう」
「（マザコンの男はキショイと思います。）でも、愛情が濃い人だって、安心もします。いちばん近くにいる人を好きになれない人が、ほかの誰かを好きになることなんて、ないと思うから」
「あいつは自分が弱い、ダメなんだって、みんなの前で素直に言えるやつなんです。（中略） これからのリーダーは、小林みたいに、ひとの痛みを知ってる優しい人間がなるべきなんだ」 →類似（２段目）
「オレが200％の男になればいい。だったら、（恋人ができても）ずっと母ちゃんに100（の愛情を）あげられる」
「百獣の王ライオンは、わが子を谷底に突き落として、這い上がってきた子供だけを育てるというわ。だけど、死なせてしまっては なんにもならない。だって、あたしには息子はひとりしかいないのだから」
日本テレビ／2012年3月17日放送
【脚本】野島伸司
理想の息子・第９話 [理想の息子]
「あたしが思えば思うほど、息子は板ばさみになる。そして、その板でつぶしてしまう」
「世界でいちばん見苦しい母親は、きっといつまでも息子に執着する母親だろう」
日本テレビ／2012年3月10日放送
【脚本】野島伸司
理想の息子・第８話 [理想の息子]
「そもそも資本主義って、限られたイスを取り合うゲームみたいなものなの。誰かを蹴落としてもね（後略）」
「そうかなあ。座った人が、ヒザの上に載せてあげればいい。イスが足りないなら」
「母性本能って、母親だけのものなんでしょうかねえ。母と子、セットで作られるものなんじゃないですか。一対のアルバムみたいなものですよ。産んでいない女性にはない・・・いや、産んだだけじゃ、まだかな。苦労して育てて、ときどき うんざりして、それでも うれしいことがたくさんあって、アルバムの写真がどんどん増えていく。その思い出の数が、たくさん貼ってあるアルバムの名前が “母性本能” っていうんじゃないのかなあ」
日本テレビ／2012年3月3日放送
【脚本】野島伸司
理想の息子・第７話 [理想の息子]
「子供は、母親には甘えたい、父親には好かれたいと思うって」
「オレにとって、貧しく、不自由な生活はたったひとつだけ。母ちゃんのいない暮らしなんだ」
「オレは母ちゃんを愛してない人間を、父ちゃんだなんて認めない。たとえ血がつながっていようが」
日本テレビ／2012年2月25日放送
【脚本】野島伸司
理想の息子・第６話 [理想の息子]
「一生懸命 努力する人間を見て、ひとは感動する。ただ強いってだけじゃ、話にならない」
「大風呂敷を広げるのは、偉大な経営者に共通することよ。（中略） 現実にできなかったら、たしかに ただの嘘つきになってしまう。だから、必死になるのよ」
日本テレビ／2012年2月18日放送
【脚本】野島伸司
理想の息子・第４話 [理想の息子]
「人はな、絶対的に怖いと思って初めて服従するんだよ」
「貧乏はね、まるで運動会のリレーのように同じバトンが回ってくるの」
「トンビがタカ（を生む）？ そんな確率の低いことを考える自体、負け親なんです」
「母ちゃん。神様じゃなくて、オレを信じなよ。（中略） 宗教じゃなくて、オレにはまりなよ」
日本テレビ／2012年2月4日放送
【脚本】野島伸司
理想の息子・第１話 [理想の息子]
「人間がなぜ四足歩行から二足歩行に変えたのかわかりますか。最大の急所である心臓を他人に見せるようになったのは、もう暴力はやめましょうってことなんですよ」
「赤ちゃん ひねり出すのは、スイカが鼻から出るほど痛いらしい。なにが気に入らねえのか、１時間に最低１回は泣き叫ばれて、毎日 睡眠不足でノイローゼにもなりかかる。始終 だっこで腱鞘炎さ。だけど、評価なんかしてもらえない。妊娠は病気じゃない。子育てなんて、誰でもしてきたことなんだからって。まるで報われないのに、必死で頑張って、不安や希望に揺れながら、子供のために真っ暗な土の中で根を伸ばす――。 “根っこ” さ。そう、母ちゃんはオレたちの根っこなんだ。（中略） てめえの根っこ 嫌って、人生 花なんか咲くもんかよ」
「オレはマザコンじゃねえ。ただ母ちゃんが好きなだけさ。何発 殴られようが、世界中に叫んでやるよ。オレは母ちゃんが大好きなんだよ、この野郎」
日本テレビ／2012年1月14日放送
【脚本】野島伸司
