最高の離婚・第11話（最終回） [最高の離婚]
「なにかっちゃあ、思いやり（がないって言い出すん）だよ。自分の失敗 棚に上げて、ごまかすための魔法の言葉」
「男と女と、夫婦は違う。夫婦と家族も違う。役所に紙を出せば夫婦だ。家族は紙を出してもできない」
「思い出が増えていくのが家族なんだと思う」
「教室で料理は上手になるかもしれないけど、作る気持ちは育たないですね」
フジテレビ／2013年3月21日放送
【脚本】坂元裕二
最高の離婚・第10話 [最高の離婚]
「ひとは変わらないですよ。10代じゃないんですよ、あたしたち。いまいる自分が、自分なんです。ひとが変われるとか思うのは、借金と同じでしょ。お給料の中でやりくりしなきゃ」
「おばあちゃんが いつまでも いると思ったら大間違いよ。色鉛筆と同じ。大事なものから、先になくなるの」
フジテレビ／2013年3月14日放送
【脚本】坂元裕二
最高の離婚・第９話 [最高の離婚]
「お尻なんか見てません。ぼくが 『あ、あのお尻いいな、かわいいなあ』 って思うのは、ドナルドダックだけです」
「（ご飯を作っても、おいしいって言われなかったのが不満なら） あなたは浜崎さんが仕事から疲れて帰ってきたときに、おつかれさまって言ってたの？ ズルくない？ 不器用で、人づきあいが苦手で、それでも外で頑張ってる人だよ。お酒も飲まずに帰ってきて、掃除して、洗濯して、自分のお弁当まで作ってる人だよ。なんで責められるんだろう。自分ばっかり正しくて、自分の悪いところは棚に上げてさ。思いやりがないのは、あなたも同じじゃないのかな。・・・なーんていう理屈 言っても、女は聞いてないけどね。よけい火に油 注いで、逆ギレされるだけでしょ」
「離婚なんて、ぼくが言わなければ、一生ないもんだと思い込んでましたからね。でも、当たり前ですけど、離婚のボタンはひとりに１個ずつ持たされてますからね」
「離婚は最悪の結果じゃないと思います。最悪なのは、離婚じゃなくて、仮面夫婦ですよね。相手に愛情もないのに、期待もしてないのに、一緒にいるのは いちばん不幸ですよね」
フジテレビ／2013年3月7日放送
【脚本】坂元裕二
最高の離婚・第７話 [最高の離婚]
「同じ花を見て、同じようにきれいだと思う人と一緒にいることが、いちばん幸せなんだろうね」
「（あんたは）いいやつだと思うよ。思うけど、幸せになるために、好きになるわけじゃないから」
フジテレビ／2013年2月21日放送
【脚本】坂元裕二
※ 今回の至言のひとつ、「判断力が足りないから結婚する。忍耐力が足りないから離婚する。再婚するのは記憶力が足りないから」云々は、出典がはっきりしているので（アルマン・サラクルーの言葉）、当ブログでは採録しませんでした。
最高の離婚・第６話 [最高の離婚]
「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」
「そうかなあ。きみ、それよく言うけど、べつに試合終了にならないからね、時間くるまで。むしろ、あきらめても、あきらめても、終わらない。あきらめて、あきらめつくしても、なんにも終わらない」
「こういうの頭がいいって言わないの。頭でっかちなだけ。（中略） 頭がいいとか、知識があるとかより、ひとを元気にできることのほうが、よっぽど価値がある」
「元気がないのが普通の状態の人間もいるんだ。ちょうどよく “元気なく” 生きているのに、元気なことが当たり前みたいに聞いてくるな」
「（相談って）あれですか。話を聞いてほしいだけで、こっちがむしろアドバイスしたりすると、怒り出すパターンの」
「映画 見たり、本 読んだりするじゃないですか。で、感想 訊くと、考えさせられる作品だったとか言う人いるじゃないですか。でも、実際 考える人っていないですよね」
「ニンジンが苦手とか、お酒が苦手とか、犬が苦手とかあるじゃないですか。彼は幸せになるのが苦手なんです」
「そこになにか温かいものがあると想像すると、それと同じだけ壊れたときのことを思ってしまう・・・」
「浮気はやめてとか、嘘はやめてとか、負けてるほうは、正しいことばっかり言って、責めちゃうんだよ。正しいことしか言えなくなるんだよ」
「男が子供だから、女はこうなるの。妻って、結局、鬼嫁になるか、泣く嫁になるかの二択しかないんだよ」
フジテレビ／2013年2月14日放送
【脚本】坂元裕二
最高の離婚・第５話 [最高の離婚]
「離婚したら自由になると思ったら大間違いですよ。結婚生活の泥沼は、だいたい見える範囲ですけど、離婚生活の泥沼は底が見えません。どこまで深いか わかりません」
「通り過ぎていく人――。なんの感情もなく、ただひとの前を上手に通り過ぎていくの。あなたとつき合った女は多分みんなそう」
フジテレビ／2013年2月7日放送
【脚本】坂元裕二
最高の離婚・第４話 [最高の離婚]
「外で食べたら、レジでお金払うでしょ。家で食べたら、『おいしかった』って言うのが お金なの。言わなかったら、食い逃げなの」
「普通の家族ってなんだよ」
「いちばん最初に思い出す人だよ。いちばん最初に思い出す人たちが集まってるのが家族だよ」
フジテレビ／2013年1月31日放送
【脚本】坂元裕二
最高の離婚・第２話 [最高の離婚]
「無意識なら（浮気しても）いいんですか。それ、無意識過剰でしょう」
「（ほかの女のところへ行っても）帰ってくるのはうちだし。（中略） 極端な話だけど、最終的には、旦那の葬式の喪主になれればいいんじゃないかな、妻って」
フジテレビ2013年1月17日放送
【脚本】坂元裕二
最高の離婚・第１話 [最高の離婚]
「結婚って、ひとが自ら作った最もつらい夫役だと思いますね。（中略） 長い、長い拷問ですよ」
「（結婚は）季節で言うと梅雨です。冠婚葬祭で言うと、むしろ “葬”――」
「腹の立つことが山のようにあっても、女は好きになると、もう全部 許しちゃうの。でも、男は逆。好きになると、どんどん女の欠点を探しはじめるの。女は好きになると許す、男は好きになると許さなくなる」
「結婚は3Dです。打算、妥協、惰性――。そんなもんです」
フジテレビ2013年1月10日放送
【脚本】坂元裕二
