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植物男子 ベランダー SEASON3・第12話(最終回) [植物男子 ベランダー]

「オレは(オジギソウなんて)買わないけどな。だって、あいつら雑草だろ。自分で探す苦労を放棄して、漫然と金を払うってのは、正しいのかってことだよ。(中略) ただの雑草まで、資本主義の輪廻の中に取り入れて、レートの明確でない価値をつけるってのは、おまえ、ベランダーとしてどうなんだ」


NHK BSプレミアム/2016年9月8日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー SEASON3・第9話 [植物男子 ベランダー]

「アサガオの種をまくのは三社祭が終わってすぐがいい、と聞いて以来、オレは5月下旬には土に植え込んできた。種まきの時期が少しでもずれると、アサガオの野郎は覿面てきめん、調子を崩す。早すぎれば、まだ梅雨のうちから小さく咲きはじめ、早熟ゆえに大輪にならない。遅ければ、今度は成長期が初夏の暑さに耐えきれず、疲れてしまう。人間は自然をつぶさに観察し、実りを願い、目には見えない季節の変化を、祭りとして具現化したのだ。なんという知恵だろうか。と、そこまで深い宇宙サイズの洞察を我が物としているにもかかわらず、オレは今年、アサガオの栽培に見事 失敗した。落胆したオレは、都会の光化学スモッグや、ヒートアイランド現象のせいにして、やり過ごす」


NHK BSプレミアム/2016年8月4日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー SEASON3・第7話 [植物男子 ベランダー]

「たとえば青虫が葉を食らい、サナギから蝶になって飛び立つというなら、オレも大人だから目をつぶろう。新しい生命のために、葉っぱなんぞ喜んで寄贈する懐の深さだってある。だが、あの(アブラムシの)連中は なにがしたいのか わからない。ただ増えて、寄生した先の植物を痛めつけるだけでは、昆虫界の愉快犯である」


NHK BSプレミアム/2016年7月7日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー SEASON3・第6話 [植物男子 ベランダー]

「自分のローカル性を知ると、ひとは必要以上にそれを憎むか、愛するようになる」


NHK BSプレミアム/2016年6月9日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー SEASON3・第2話 [植物男子 ベランダー]

「サボテンの世話は難しい。いや、むしろ最難関と言ってもいいだろう。しょっちゅう水をやれば根腐れする。忘れれば、枯れる。葉っぱが しおれるなどして、調子の悪さをアピールをする優しさはサボテンにはない。(中略) よく 『わたしはサボテンさえ枯らしてしまう女です』 とか、ちょっと はすっぱな感じで会話に入ってくるやからがいるが、とんでもない。われわれ人間は、あらかじめサボテンを枯らすのである。おまえはいったい何様のつもりで、自らを卑下するかに見せて、高めているのか」



「新聞、テレビ、インターネット――。情報の渦の中で、オレたちはしゃべりすぎ、見すぎ、聞きすぎる。でなければ、不安になり、毎日を暮らせないようになっているのだ」


NHK BSプレミアム/2016年4月21日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子ベランダー 俺のウインタースペシャル・第4夜 「ある冬の日に」 [植物男子 ベランダー]

「ほんの些細な いさかいも、積み重なれば、重くなっていく。そのうち会話もなくなり、一緒に暮らす意味を失い、オレたちは別々の道を行くことにした。お互い、これ以上 嫌いになりたくなかったんだろう」


NHK BSプレミアム/2015年12月30日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子ベランダー 俺のウインタースペシャル・第3夜 「グズマニア」 [植物男子 ベランダー]

「人間、新しい事実や価値観に触れたとき、感動するか、拒絶反応を示すか、どちらかだ。頭の固い連中は、たいていの場合、後者のように価値観の共有を拒む」


NHK BSプレミアム/2015年12月29日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー SEASON2・第9話 [植物男子 ベランダー]

「(自然の中で生きている植物が)こうして鉢植えになっている時点で、それは不自然なことと言える。したがって、オレたちはその不自然な存在である鉢植えを花屋で買ってきて育てるという、さらに不自然なことをしているわけだ」



「ひとは一人で生活はできるが、生きていくことはできない。誰もが他者と関わり合いながら生きているんだ」



「一生懸命 世話をして、それでも枯らしちゃったら、どうすればいいんですか」
「枯らすまでが園芸だ。そのときはきちんと弔ってやればいい」


NHK BSプレミアム/2015年8月13日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー SEASON2・第3話 [植物男子 ベランダー]

「最短距離か、まわり道かって、歩く前に誰が知ってんだ。道ってのは、歩いてみなきゃわかんない」



「やりたいことをやるには、それ以上のつらいことが待ってんだ」


NHK BSプレミアム/2015年5月7日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー SEASON2・第1話 [植物男子 ベランダー]

「もしサクラが太陽に向いて咲く花ならば、われわれは裏側しか見ることができず、日本人がこれほど花見に興じることはなかっただろう。つまり、花見という文化は、サクラの花が下を向いて咲く、という特性なしでは発生し得なかったのだ」


NHK BSプレミアム/2015年4月16日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー・第8話 「恋の冷凍保存」の巻 [植物男子 ベランダー]

「いいじゃないですか、ひとを好きにな(って、悩んでい)るってことは。嫌いになることより、よっぽどいい」


NHK BSプレミアム/2014年4月23日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー・第3話 「不条理な陽光」の巻 [植物男子 ベランダー]

「やつら(ハーブ)はそもそも雑草だ。しかし、世の田舎者どもは、あたかもヨーロッパの高級趣味のように扱いやがる。ちょっと待てよ。あいつらは意地汚い雑草で、放っておけば伸び放題の大飯ぐらいだ」



「なぜハーブはあんなに ちやほやされるのか。世間の連中は雑草であるやつらを、わざわざ家に持ち込んで世話をする。挙句の果てには、飢饉でもないのに、根や茎をかじったり、エッセンシャルオイルとか言って、匂いまで嗅ぐ始末だ」


NHK BSプレミアム/2014年4月16日放送
【脚本】
望月一扶/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー 「花はどこへ行った」の巻 [植物男子 ベランダー]

「レモンポトスなんて、甘酸っぱい青春みたいな名前をしちゃいるが、実のところ、恐るべきスピードでデカくなる驚異の生命体だ」



「以前、道端で拾ったアロエの復活を試みたことがあった。なんせ、アロエだ。自分の傷くらい、自分で治せなくてはアロエの名が泣くというものだ。しかし、やつは2週間後、己の治癒能力の至らなさを嘆きながら死んでいった」


NHK BSプレミアム/2013年11月19日放送
※脚本クレジットなし/【原作】いとうせいこう
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植物男子 ベランダー 「ボタニカル・ハードボイルド」の巻 [植物男子 ベランダー]

「美学とは(中略)ごまかしの積み重ねだ。ひとは面倒なときに “美学” を使う」


NHK BSプレミアム/2013年11月4日放送
※脚本クレジットなし/【原作】いとうせいこう
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