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アオイホノオ・第11話(最終回) [アオイホノオ]

「こんな熱血をからかうようなギャグはダメだ。熱いものはそのまま熱く。まさに車田正美のベタベタな展開が必要なんだよ」



「(デビューしても)思っていたほど、うれしくないだろ? なぜだかわかるか。すぐに・・・認められたらすぐに、プロとしての責任感と、それに対する不安が襲ってくるからさ」



「大人になってから、学生時代はよかったなあ、などと振り返るような、くだらん大人にだけはなるなよ」


テレビ東京/2014年9月26日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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アオイホノオ・第10話 [アオイホノオ]

「 『タッチ』 (の新連載予告)――。きたか、ついに。このところ はずしのない あだち充め。これまた、はずしのない三文字のタイトル。内容もまったくわからない。オシャレなタイトルを引っ提げてきたものだ。進化しているな、あだち充。しかも、ムダのない進化。きみのような素人にはわからないだろうが、察するに、この二人は双子。双子っていうのは、ちょいと髪型を変えれば、とりあえず同じ顔をいていればいい。それがムダがないっていうんだ」



「 『タッチ』 には、恐るべき仕掛けが隠されている。この女の子のキャラ。いま大ヒット中の 『みゆき』 はロングヘアとショートヘア、どっちがいいですか、というお話。(中略) だいたい これまでの あだち充の少年マンガはロングヘアのヒロインがメインだったのに、 『みゆき』 ではショートヘアの女の子がメインキャラになっている。それが生み出すハンパない緊迫感。髪の長いヒロインがむしろ割を食うというこの構図は、少年マンガで育った世代は必ずや うろたえる。そんな中、このヒロインは中間! ショートもロングもどっちの要素も入ってますよ的な、両方 兼ね備えた存在。若松みゆきファンも、鹿島みゆきファンも、中尾百合ファンも、安田雪美ファンも、園田夏子ファンも、児島まりあファンも、みんな好きになっていいですよという、そんなことだったんだ」 →参照



「このままやったら、歴史には残らへん。たしかに、ぼくらは いまアマチュアのレベルを遥かに超えたスゴイもん作ってる。作ってはいるが、ほかの誰かが必ずあとをついてくる。誰かが あとをついてきたら歴史には残らへん。誰も ついてこられへんようなことをやろうや」


テレビ東京/2014年9月19日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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アオイホノオ・第9話 [アオイホノオ]

「賞など関係ない。自分の作品がどれだけその場の客の心をつかむか。自分のやってきたそれ以上のものを ほかのやつにやられたりしないか、そこが焦点だ」



「ダメな作品を見せられるのもつらいが、素晴らしい作品を見せられるほうがよっぽどつらい。オレ以上の作品よ、出るな。オレ以上の才能を持つものは絶対に見たくない」


テレビ東京/2014年9月12日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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アオイホノオ・第8話 [アオイホノオ]

「たしかに、そのひと(原秀則)の作品は読みやすい。マイナスポイントがないんだよ。絵が見やすい。独りよがりな台詞がない。スッキリとした読後感。新人にありがちな偉そうな毒もない。しかし、マイナスポイントもないけど、内容もないんだよ」



「こいつ(原秀則)も気づいていたのか、あだち充の(発明した) 『ムフ』 の破壊力に。そのまま使ったら、さすがに あだち充のパクリと言われる。それを見事に回避する魔法の言葉( 『アハ』 )を作り出しやがった。いかんぞ、本家本元の あだち充が 『少年ビックコミック』 とかいう わけのわからない隔週漫画誌で くすぶっているというのに、(中略) 原秀則が 『少年サンデー』 という大舞台で全国に 『アハ』 を流行はやらせたら、 『ムフ』 がパクリだと思われてしまう。大変だ。大変な事態だ。だれか あだち充をなんとかしてあげないと」



「宇宙、地球、そして、わけのわからない適当な想像でいた惑星、いままでのオレの作品はそういうところが舞台だった。地球ではない、適当な惑星の適当な街並み。すべては架空だから、いい加減に描いても誰も文句の言いようがないし、言われようがない。しかし、学園ものをはじめるためには校舎を描かなきゃならないんだ。当然、教室も出てくる。椅子や机が40個近く並んでいるのを描かないと、はじまらないんだよ。(中略) おはようって、主人公が入ってくるだけなのに、そんな何気ないシーンのこっち側を・・・このこっち側(に並んでいる椅子や机)を死ぬ思いで描かなきゃならないんだ。いやだ。そんなのムリだ。そんなムダな努力したくない」


テレビ東京/2014年9月5日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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アオイホノオ・第7話 [アオイホノオ]

「(『ムフ』 は学園ラブコメマンガを面白くする魔法の言葉。)これを考え出した あだち充は、天才と言うしかないでしょう。ラブコメの主人公の目的は、好きな女の子とラブラブになってみたいというものだが、つきあう相手が決まってしまったら、物語は終わってしまいます。だから、つきあいそうで、つきあわない。生殺しの状態にしつつ、しかし、主人公に小さな目的を達成させてあげなければならない。そのときに発せられるのが 『ムフ』 なんです。意中のヒロインとつきあうわけではないが、ヒロインの水着や下着を手に入れる。そこでの満足感。そのときに 『ムフ』 」



「内容的に これといったストーリーもないし、自主映画のようなマンガだよ。(大友克洋が)どこで流行はやってるか知らないが、こんなに正確で丁寧な絵、ラブコメにもむかないし、SFにもむかない。ましてや、週刊雑誌に連載なんて絶対にムリだ。ぼくは高橋留美子のように、ちゃちゃっといて、なんとなく個性が認められて、忙しいときは一発きでいけそうな、そんなマンガ家を目指してるんだ」



「きみら、なに常識 語っとんねん。アカンで。ホンマもん にならなアカン。常人とは かけ離れた、ホンマに頭がおかしい “ホンマもん” にならな、世の中 ひっくり返されへんで」


テレビ東京/2014年8月29日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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アオイホノオ・第6話 [アオイホノオ]

「オレはこのレベルの審査では引っかからないほど、デカい才能なんだよ。(中略) つまり、社長がバイトの面接を受けに行ったようなものだ」



「 『ナイン』 はタイトルがタイトルだから、野球マンガだと思いがちだった。ただ、それは あだち充の罠だったんだ。あれは野球マンガじゃなく、学園マンガだった。どうりで試合のシーンは全然出てこない。勝ち負けにもこだわらない。そして、野球よりも女の子のほうが大切。クライマックスかと思わせた甲子園決勝も、これといった理由なく負ける。なのに、面白い。なぜだと思う。学園マンガだからさ」


テレビ東京/2014年8月22日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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アオイホノオ・第5話 [アオイホノオ]

「作品を見るときは、なにと同じだとか、なにと似てるとか、そんな余計なこと考えるべきじゃないんだ。そんなことしてるから、(オレは)こんなに素晴らしい映画の本質を見抜けなかった・・・」


テレビ東京/2014年8月15日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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アオイホノオ・第4話 [アオイホノオ]

「みゆきという名前の彼女と、それと同じ名前の妹がいて、主人公の男が、どちらもカワイくて困るという、つまり、いつものような話です。(中略) 違うよ。本当はいつものような感じじゃない。いままでの あだち充の少年マンガを根底から覆す仕掛けがしてあるのだ。つまり、あだち漫画ではヒロインがロングヘア。そうでない女の子がショートという大原則があったのだ。が、しかし、この 『みゆき』 では、それが意識的に逆になっている。ショートの若松みゆきがおそらく本命のヒロイン。なのに、ロングの鹿島みゆきも捨てがたいというジレンマ。しかし、このことをこの女に言っても通じまい。あだち充がいつまでも “いつも通り” などと思っていると、いつかヤケドするぜ、おねえさん」


テレビ東京/2014年8月8日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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アオイホノオ・第3話 [アオイホノオ]

「たしかに、こいつらはオレより先に行ってるかもしれません。しかし、上には行ってないんですよ」



「若者はそれぞれ、心の中に王国を持っている。その自分の王国を、他国につぶされないように必死に守り抜かなければならない。他人の能力はわかっていても、自分よりも もしかしたら優れているとわかっていても、認めない。それが王国の政治だ」


テレビ東京/2014年8月1日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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アオイホノオ・第2話 [アオイホノオ]

「ここには2種類の部員がいる。プロになる気のある者と、なる気のない者。(中略) なる気がある者にも2種類あってな、なる気があって本当に(プロの漫画家に)なる者と、なる気だけでどうにもならない者――」



「説明してやるか、この 『(サイボーグ)009』 のオープニングの、どこが素晴らしいのかを。まず、その金田かなだ 動き。ジャンプしたときの、ガニ股の力強さ。その躍動感。正真正銘の金田伊功よしのり 作画オープニング。例えば、サイボーグたちの一人ひとりの能力を、順に動きで表現するわけだが、006の体内の火炎放射器から火を吹く場面。これは口の中から炎が出てるんじゃなく、微妙に口もとからズレて火が出ている。昔のアニメではけなかった描写。つまり、口からは燃料だけを噴出し、空気中で炎になるという表現だ。そのリアル。SFっぽさ。そして、怪力の持ち主という設定の005。昔のアニメでも、原作でも、平然と無表情で大きな岩を持ち上げていたが、今回はあえて苦悶の表情で持ち上げる演出。その逆転の発想。そしてなにより、そこまで能力を完璧に演出しているのに、003/フランソワーズは、目と耳が超高感度レーダーになっているという設定には一切触れず、ただ振り返り、まばたきするだけ。紅一点の女の子がかわいい。それが超高感度レーダーよりも よほどすごい能力と解釈した演出の切れ味と思い切り。完璧だ。そう、完璧なんだ」


テレビ東京/2014年7月25日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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アオイホノオ・第1話 [アオイホノオ]

「ここ(芸術大学)は卒業してはいけないところ。在学中に頭角を現し、中退してこその芸大」



「オレはプロになろうと思えばいつでもなれる。だから、だから逆に、いまは青春を、青春を謳歌してもいいかなあと思ってるんです」



「これは(あいつに対する)過大評価だ。他人の作品を過大評価できるということは、オレの器がでかい証拠。つまり、まだオレのほうが勝ってる可能性大。慌てるな。オレには無限の可能性があるんだ。先走った自己評価で、勝手に負ける必要もあるまい」



「誰もが 『ウルトラマン』 や 『仮面ライダー』 のようなヒーローものを撮ってみたいんです。でも、撮れないんです。それはなぜか。ハードルが高いんです。まず金がなくて、着ぐるみが作れない。壊すビルやら、道具とかも、金がなくて作れない。ビームとか、特殊合成にも金がかかる。アクションのできる役者をそろえるだけでも金がかかる。しかし、この作品フィルムは着ぐるみなんか着てない。ただのジャージとウインドブレーカーだけだ。そこが悔しい。どんな格好をしていようが、カラータイマーをつけてしまえばウルトラマン。ただの空き地で撮ってるし、トランポリンも使わずに、写真を回して撮っている。そんなにもちゃちなのに、ちゃちに見えない。ちゃんと巨大な感じもする。それはなぜか。音です。音なんですよ、トンコさん。 『ウルトラマン』 に実際に使われている効果音をそのまま使ってるんです。単なる子供がやるようなウルトラマンごっこに本物の効果音。その着眼点・・・その着眼点が、スゴイんです」


テレビ東京/2014年7月18日深夜放送
【脚本】
福田雄一/【原作】島本和彦
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