昨夜のカレー、明日のパン・第7話(最終回) [昨夜のカレー、明日のパン]
「昔のことはそのままで、薄いセロファンを何枚も重ねていく感じ――。それが年を取るってことかな」
「フォローするばかりが、そのひとのためになると思ったら大間違い。最後まで独りでやらせなさい。それを遠くから辛抱強く見守るのが、あなたの仕事です」
「あるんですよねえ。ひとから見たら、みじめに見えるようなときでも、夢のようにキラキラ輝く時間が」
NHK BSプレミアム/2014年11月9日放送
【脚本】木皿泉/【原作】木皿泉
昨夜のカレー、明日のパン・第6話 [昨夜のカレー、明日のパン]
「そのひとじゃなきゃダメだっていうのはあるよ。そんなのどこにでもある。でも、それは自分のことだけ考えてるひとには無理。ひとに喜んでもらうことを考えてるひとだけが、そんなふうになれるんじゃないかな」
NHK BSプレミアム/2014年11月9日放送
【脚本】木皿泉/【原作】木皿泉
昨夜のカレー、明日のパン・第5話 [昨夜のカレー、明日のパン]
「一緒に歩いていると思っていた人が、突然、じゃあねって、違う道を曲がって行く。どんなに親しくなったって、そうなることは最初からわかっていること」
NHK BSプレミアム/2014年11月2日放送
【脚本】木皿泉/【原作】木皿泉
昨夜のカレー、明日のパン・第3話 [昨夜のカレー、明日のパン]
「好かれようとか、うまくやろうとか・・・いいんだよ、そういうの。そういうの、もういいんだよ。オレはもういい。自分ができることだけを精一杯、毎日やっていく。そうやって生きていく。そういうの、情けないか?」
「重いのを背負わないと、生きてる甲斐っていうのを、そういうの味わえないんだよね。かといって、押しつぶされちゃうぐらい重いの背負うと、元も子もないんだけどね。(中略) まずは背負ってみる。ダメだったらもう、すぐ降ろしちゃう。オレはね、そうやって生きてきた」
「おまえじゃなきゃダメなんだよ。ギリギリのやつじゃなきゃダメなんだよ。9回裏ツーアウトのやつだけが、本当のパワー出せるんだよ」
NHK BSプレミアム/2014年10月19日放送
【脚本】木皿泉/【原作】木皿泉
昨夜のカレー、明日のパン・第2話 [昨夜のカレー、明日のパン]
「呪文にかかったのかな。バカにしちゃいけませんよ。ひとはね、結構、言葉にやられるんだから」
「逃げられないようにする呪文があるんなら、それを解き放つ呪文も、この世には同じ数だけある、と思うんだけどな」
「居るものは、どんなことしたって居るんです。いいじゃないですか、どっかに隠れてる時期があったって」
NHK BSプレミアム/2014年10月12日放送
【脚本】木皿泉/【原作】木皿泉