OUR HOUSE・第9話(最終回) [OUR HOUSE]
「つらかったら、空を見ろ。どっかの国では夜空が広がって、もうひとりの自分が星を眺めてると想像しなさい。きみがいなくなると、もうひとりのきみも いなくなると考えて・・・。な、ムリだろ。(自殺なんて)自分勝手だと思うだろ」
「 『感謝』 という漢字、 『謝る』 の文字が入ってます。謝らないと、感謝はできない」
「尊敬できない恋は石ころだ。いつか愛に変わることもない」
「(好きなら)追いかければいいじゃない。主題歌 鳴るわ、きっと」
フジテレビ/2016年6月12日放送
【脚本】野島伸司
OUR HOUSE・第8話 [OUR HOUSE]
「ひとはね、絶対なにか得意があるの。新太郎くんは まだ見つかってない。だから、これからすっごく楽しみだよ」
「いいんだよ、嫁には、なめられて、叩かれてりゃ。でかい図体、臼みてえなもんだろ。杵に叩かれ、うまい餅ができる。それが夫婦ってもんじゃねえの」
フジテレビ/2016年6月5日放送
【脚本】野島伸司
OUR HOUSE・第7話 [OUR HOUSE]
「年だからって、忘れていいものと、忘れちゃいけないもんがあんのよ。パパなら娘だけは忘れたらダメでしょ。世界中のこと忘れても、長女は、初めての女の子は・・・。(中略) パパに忘れられたら、そんなの想像するだけで耐えられないじゃない」
「(アリスは)簡単に引き下がりすぎてると思う。わたしなら、そうしない。お子ちゃまで、経験値もないかもしれない。バカかもしれない。ワガママかもしれない。だけど、わたしなら家族をそんな簡単にあきらめたりしない。(あんたは)アメリカでもそうだったんじゃないの。新しいパパに馴染めないとか、妹のほうが可愛がられてる(とか)。 いらない子? 悲劇のヒロイン気取ってただけじゃないの。(自分が)いなくなってママもホッとした? そんなの あんたが勝手に、行間だか、情感だか読んで、決めつけてたんじゃないの。自分のほうから一度でも家族になりたいって気持ち、前に出したことがあんの? あんたは逃げてただけよ。逃げて、逃げて、アメリカから日本まで来て、せっかく会えた(本当の)パパからも逃げて・・・いつもいつも逃げてんのよ。そんなやつに居場所なんて、ありゃしないわよ(中略) 真剣に悩むことなんてなかった。どのみち、あんたはこの家だって、逃げ出していくに決まってたんだから。悔しかったら、言ってみなさいよ。もう一度、このうちが自分のいる場所、居場所だって。絶対、逃げない。ここが、このうちが、自分の居場所なんだって」
フジテレビ/2016年5月29日放送
【脚本】野島伸司
OUR HOUSE・第5話 [OUR HOUSE]
「恋はしてるのかもな。沈んでたオレの気持ちが軽くなったんだから。でも、愛じゃない。(中略) ひとはさ、生涯で愛せるのは一人だけだと、オレは思う」
「わからないけど、悲しいことが・・・いっぱい・・・たくさん悲しいことが起きると、ひとは(その責任を求めて)誰か身近な人間を傷つけたくなることがあるんだろうね」
「ぼくがその子だったら、一度は誰かに責めてほしい。心の中で思われるなんて、まっぴらさ。一度は 『おまえのせいでママは死んだ』 ――そのくらい責めてほしい。じゃないと、生涯、自分で自分を責めなくちゃならないからね」
フジテレビ/2016年5月15日放送
【脚本】野島伸司
OUR HOUSE・第4話 [OUR HOUSE]
「最近、ニュースとかでよくあるだろ。内縁の夫が(子供を虐待したとか)どうとか。動物のオスにはね、違うオスの子供を攻撃する本能があるんだよ。人間が所詮 動物だっていう証なんだ。だから、母親が親権を持つのはいい。でも、その子が最低でも高校生になるくらいまでは、彼氏を作ったり、再婚を考えたりは、よっぽど注意する必要があると、ぼくは思うよ」
「(別れた奥さんは)もともとお嬢さんなんでしょ。プライドが高いひと。産後数年はホルモンバランスが崩れる女性は多い。(彼女は)いい妻にも、母にもなれなかった。どこかで自覚があるのよ。このままじゃマズイ。きっと、丈治、あなたに離婚を切り出されるって被害妄想。だから、決めた。捨てられる前に捨ててしまえ。子供を奪われる前に奪ってしまえって」
「 『アイ・ラブ・ユー』 って、オレたち日本人にとっては、やっぱり軽い響きなんだよな・・・ 『愛してる』 より」
「あの子は(母親のあたしが死んだら)きっと あたしの代わりになろうとするわ。あたしのマネをして、あたしのように しようって。(だけど、あの子はしっかりしているように見えて)しっかりしてない。あの子が いちばん壊れやすいのよ。いちばん大人になるのに時間をかけなくちゃいけない子なの。あたしの代わりなんかさせたら かわいそう」
フジテレビ/2016年5月8日放送
【脚本】野島伸司
OUR HOUSE・第3話 [OUR HOUSE]
「女性が浮気っつーか、そういう ふらふらしてる男たちを許せないのは、あれじゃね。女はたいてい本気だからじゃない?」
「そうよ、女はいつだって本気。(中略) だから、男の浮気も自分に置き換えて、本気に感じるから腹が立つ」
「息子が(死んだ)ママのことを思うのはいいよ。桜子、新太郎、桃子と同じような思いはな。だけど、別の思い、恋する思い、愛する思いは(夫だった)オレだけのものだ。あいつの そうした気持ちに縛られていいのは、この世でただひとり、オレだけなんだよ」
フジテレビ/2016年5月1日放送
【脚本】野島伸司
OUR HOUSE・第1話 [OUR HOUSE]
「なにがアリスよ。ここは不思議の国じゃない。お辞儀の国なのよ」
「浮気っていうのはね、要するに、浮ついた人間だからするの。(中略) 朝顔だか昼顔だか知らないけど、お天道様に顔向けできるような花じゃないのよ、そんな不倫女」
「子供だったら、なにしてもよくないの。なにしてもいいのは、赤ちゃんだけなの」
フジテレビ/2016年4月17日放送
【脚本】野島伸司