はじめまして、愛しています。・第9話(最終回) [はじめまして、愛しています。]
はじめまして、愛しています。・第8話 [はじめまして、愛しています。]
はじめまして、愛しています。・第6話 [はじめまして、愛しています。]
「親が子供のことを、なんでもわかってるって思い込むのは、よくないらしいですよ。子供が大事なことを隠してるのに気づかなくなる」
「梅田さんは普通の親がやることをマネしたいんですか。一くんを普通の子に見せたいから幼稚園に行かせたんですか。(中略) 普通か、普通じゃないかにこだわっても、そこに答えはないと思いますよ。戸籍上の親子だからって、あぐらをかいて、大切なことを見失ってる親もたくさんいますからね。特別養子縁組というのは、普通の親子に対するコンプレックスを乗り越えるためにやるわけじゃありません。あくまで子供の幸せのためにやるんです」
「ひとは誰かと会うことで、変わることができるんだよ」
テレビ朝日/2016年8月18日放送
【脚本】遊川和彦/【脚本協力】吉田香織
はじめまして、愛しています。・第5話 [はじめまして、愛しています。]
はじめまして、愛しています。・第4話 [はじめまして、愛しています。]
はじめまして、愛しています。・第2話 [はじめまして、愛しています。]
はじめまして、愛しています。・第1話 [はじめまして、愛しています。]
「試し行動といって、新しい親の愛情を本当に信じていいのか試してるんですよ。この子は海苔しか食べません。この子はスーパーに行くと自分の好きなものをカゴいっぱいに入れます。部屋中に飲み物や食べ物をまき散らします。タンスのものを全部 引っ張り出します。ほかにも、噛みついたり、何度もたたいたりする子もいます。こんな状態が、いつ果てることもなく続いたかと思うと、今度は実の親に甘えられなかった反動で、赤ちゃん返りをするんですよ。家事をしてても、トイレに入っても、24時間 離れなくなりますよ。音を上げてそれをやめさせると、子供はたちまち心を閉ざしますよ。子供は決してかわいいもんじゃありませんよ。里親になると、このような地獄の毎日が待っているんです。それに、いちばん負担がかかるのは奥様なんです。旦那さんがいくらその気でも、奥さんにその覚悟がなければ、絶対 途中で投げ出しますよ。(中略) 奥様に、二度と後戻りしない、帰りの橋を叩き落とすぐらいの覚悟がなければ、(里親になるのは)おやめになったほうがいいと思いますよ」
「運命って、命を運ぶって書きます。もしこの子がわたしのピアノを聞いて、その小さな命をここに運んできたのなら、信ちゃんとわたしが親になって、ここをこの子の家にするのが、わたしたちの運命じゃないかって思うんです。おっしゃるように、わたしたちより立派な里親候補の方はいっぱい いると思います。(中略) でも、いまこの子に愛していますって、誰よりも言えるのは信ちゃんです。誰よりも言いたいのは信ちゃんです。そして、わたしは信ちゃんの妻です。だから、わたしたちに特別養子縁組を申請させてください」
テレビ朝日/2016年7月14日放送
【脚本】遊川和彦/【脚本協力】吉田香織